えのもと杯200回記念大会レポ

 

 1994年からスタートして、ほぼ毎月開催されてきた『えのもと杯』。歳月は流れ、2011年の8月に、ついに200回を迎えました。
 思い出すと第150回の記念大会が開かれたのが2007年の6月。それから4年と2ヶ月。
 今回は200回目の節目を祝う大会として、通常のえのもと杯とは別枠で、8月の第1週に「200回記念大会」が開催されました。
 (第200回えのもと杯は通常通り8月の第2週に開催されました)
 150回以降のスーパーえのもと杯は、サイトでレポートしていませんでしたが、今回は記念の意味も込めてレポします。

 当初は、記念大会ということで タミヤから5レーンコースを借り、公式大会と同様のレースを行う計画もあったのですが、諸事情により借りる事が出来ず
最終的には6月に開催されたスーパーえのもと杯で使用したコースレイアウトを使用したオープン部門と、コースの一部にテーブルトップやヒルクライムを設けたレイアウトでのオープン部門。さらに、ちょうど先月に販売された限定マシン「オープントップ」シリーズを使用した「オープントップ」部門の3部門を開催することに。

今回はコミケの準備などでマシンの準備が整っておらず
7月前後に出た新パーツも殆ど使っていなかったので、
前日にマッハダッシュPROとハイスピードEXギヤ(通称・チョイ速ギヤ)のテストを行い
当日に備える。

当日。
オーズを見終わる前に出発。
ここで、スーパーえのもと杯に馴染みの無い方に説明しますと、
普段、スーパーえのもと杯で使用されている会場は、えのもとサーキットから歩いてすぐの場所にある
『浅川市民センター』という場所なのですが、甲州街道から逸れた場所にあります。
甲州街道を山梨方面へ進んでいきまして、高尾駅を過ぎた辺り。
←の標識のある所から右へ曲がり、しばらく進むと…

会場の、浅川市民センターが現れます。

今回も9時頃に到着。

今回のコース。
6月に開催された、スーパーえのもと杯で使用したフラット用レイアウトに、
大型のテーブルトップと2箇所のヒルクライムを設けた、一見簡単なようで結構難しいレイアウト。

今回は、前半に↑のレイアウトを使用したオープン(TT)部門とオープントップ部門を行い
公式大会と同じようにタスキも準備されました。

さらに、2次予選通過者には決勝進出者の証明書。通称「薄紙」も準備されてます。

ジョバンニケンビシさんが一晩でやってくれました。

スーパーえのもと杯勝者には恒例のトロフィー。ただし表彰式の撮影用。
貰えるのは手前にある盾。
普段はメダルですが、今回は特別ということで。
さらに、記念大会ということで
タミヤや、問屋さんから景品が提供されました。

パっと見ただけでもこの多さ。
大会入賞者だけでなく、参加された選手の多くに配られる事になりました。

そんな大会参加者は約50人。
3部門を全てスムーズに行える、ギリギリの人数でした。

 まずはフリー走行。
 基本的に自分はスーパーえのもと杯関係ではスタッフ兼選手として参加しているので、
 しばらくはスタッフとしてコースアウトしたマシンをキャッチする担当にまわる。

 すると、みんな飛ぶ飛ぶ。
 特に、LCを抜けた後のヒルクライムでのコースアウト率が高く、完走出来たのは10台も満たない状態。
 これは速度を落とした方が良いかなと、オープン(TT)部門で使用する公式用タイプ5マシンのモーターをアトミックに交換。
 ただ、小径タイヤでは道中のストレートや芝で跳ねる危険性があったので、大径タイヤに交換。
 これでどうだとテストしてみると…2周目のヒルクライムで転倒;
 一抹の不安がよぎる。

 そんな感じでレース開始。

 レース序盤も、コースアウトしたマシンのキャッチを担当しつつ、レースの状況を確認。
 やはり本番になってもコース攻略は難しいようで、次々とスロープやヒルクライムで餌食になるマシン達。
 とは言え、それでも対応する選手はいるようで、一人二人と完走してタスキをゲットする選手も。
 ある程度の人数が走行し終えたあたりで自分も並んで参加。

・オープン(TT)部門一次予選
 どうやら今回は、完走さえ出来ればタスキは取れそうだったので、公式用タイプ5は特にセッティングの変更はせずにアタック。
 序盤のテーブルトップは問題ない走りだったものの、ヒルクライムで転倒→逆走する我がマシン;

 結局、一次予選を終えた時点でタスキを取れたのは10人程度。
 一次予選の2回目は行われず、そのまま二次予選となったのですが。

 二次予選が終わった時点で、薄紙を獲得したのは たったの4人。
 非常に完走率の低いレースとなったのでした。

昼休憩の後にオープントップ部門へ。

今回自分が用意したマシンはこちら。
レギュレーションは、『オープントップのボディと人形を使用し、人形の頭の交換は自由』というものだったので
ベースマシンは3レーン用S2に、スーパーセイバー・オープントップのボディを使用。
ただ、そのまま人形使うのは芸が無いと思ったので、ジャンクケースに入っていた干支四駆の馬の頭に交換。
塗装は適当に。

昼休憩の間にフリー走行が行われたので、走らせてみたら遅い上にスロープで転がる我がマシン。
コレは速度を上げた方が良いのか?と、当初積んでいたアトミックをハイパーダッシュ2に交換。

・オープントップ部門一次予選
速度的に上がりすぎてやしないか心配だったものの、いざ走らせて見るといい感じ。
無事完走してタスキゲット。

・オープントップ部門二次予選
今回は2回目のレースも行われ、ある程度人数が揃った状態に。
とりあえず現状維持で、電池を交換しただけでアタック。危ない場面もあったものの無事完走して薄紙ゲット。

・オープントップ部門準決勝
薄紙を獲得したのは6人。
まず2人で走らせ、勝者が優勝決定戦へ。敗者が順位決定戦へ進出する形に。
今回も電池交換のみでアタック。無事完走して優勝決定戦へ。

・オープントップ部門決勝戦
決勝戦に残ったのは、通常の人形を使ったケンビシさんに、鋭い角を持つカブトムシを乗せたハムリンさん。
人間対昆虫対馬の対決に。

レースは、昆虫と馬の接戦となり、最後の1周までもつれ込んでいましたが、
最後のヒルクライムで飛んだのは馬の方だった…!

結果、昆虫が優勝し人間が2位、馬は3位となったのでした。

 

レース後、オープントップ部門参加選手のマシンを全て並べての撮影会に。

約30台のオープントップのマシン。
通常の人形を使った物以外には、フィギュアの人形の頭や 気持ちサイズの大きい頭を乗っけたマシンなどなど
この後、このマシンを使ったコンクールデレガンスも行われました。

撮影後、テーブルトップ部分をストレートに交換してのフラットレースへ。

(撮影忘れてたので、6月のスーパーえのもと杯の写真ですが;)

 コースを組み替えて、再度フリー走行へ。
 自分は前日にテストした通り、マッハダッシュPROとチョイ速ギヤを使ったMS大径を使用することに。
 コースは6月の大会と同じということで 基準タイムは分かっていたので、それを超えるタイムを目標に。

 ちなみに6月の大会(チューンモーター限定)の記録は
 予選トップ…33秒29(7.87m/s) 決勝トップ…68秒20(7.68m/s)

 安全策としてフロントローラーのスラスト角を紙一枚増やして行ってみる。33秒前半のタイムでゴール。

 

 TTを使ったレースでは速度が満足に出せなかった為か、フラットレイアウトに換えた途端 皆さん憂さ晴らしするかのように飛ばす飛ばす。
 ダッシュモーターが使えるというのもあると思いますが…
 そんな感じでオープン(フラット)部門スタート。
 オープン部門は、予選を3回行い 上位10名が決勝進出。決勝は2回行い上位3名が表彰といった形。

・オープン部門予選1回目
 今回はスタッフとして車検を行いつつ走らせることに。
 クイック46さんが早速30秒88のトップタイムを出す中、車検を交代してもらい1回目のアタック。
 フリー走行と変わらぬ感じで完走し、32秒86でゴール。

・オープン部門予選2回目
 流石に速い勢は33秒を切るタイムを連発していた為に、暫定7位のタイムに。
 もう少し速くしてみたいと、スラストを紙一枚抜いてアタック。32秒27と、予選突破は出来そうな感じ。

 予選は3回まで走行出来ましたが、決勝に合わせるのと それまでは車検に専念する積もりだったので、3回目は棄権することに。
 最終順位は5位で予選突破となりました。


・オープン部門決勝1回目
 決勝は上位6名に入れれば満足と思っていたので、まずは安全策として先ほど抜いたスラストを入れなおし、
 電池も既に満充電だった電池を使い車検を受けてからアタック。
 すると先ほどよりも速度が上がってる感じ。1周目は予選より速い31秒85殆ど慣らしてなかったモーターが、何度も走らせてるうちに起きてきたのか?
 2周目も無事完走し、64秒11。暫定3位。

・オープン部門決勝2回目
 コレだったらもう少しタイムを上げられるかな?と思い、マシンを見ると、フロントバンパーの瞬着が剥離してることに気づく。
 流石に3年も使ってるバンパー。ちょっと手でずらすと外れかける始末;
 
よくまあ さっきまで この状態で走れたな…と思いつつ、瞬着で固定しなおす。
 電池がちょうど満充電になった頃合を見計らって車検を受けてアタック。
 すると、1回目よりも さらに速い。
 1周目のタイムが31秒27と、予選から1秒も短縮する速さ。これは完走出来ないかなーと心配しつつ眺めていると…
 2周目のLCも不思議なくらい普通にクリアし、そのままゴール。
 
タイムは62秒97…

 ポポポポポ( ゚д゚)゚д゚)゚д゚)゚д゚)゚д゚)ポカーン…

 ( ゚д゚ ) !?

 結局これがトップタイムとなり、優勝と相成りましたとさ。
 いや…あまりに唐突に速かったもんで、自分でも信じられなくて;
 確かに、マッハダッシュPROはアケポンで50km/h(超大径・超速計測)出てたから、素性は良いとは思ってましたし
 マッハダッシュにチョイ速は相性が良いと聞いてましたが…まさか、これほどとは思わなかった;

 ともあれ 市民センターでの優勝は、第150回以来だったので嬉しかったです。

今回は、タミヤの社員さんがゲストとして来られていたので
今までの感謝の意味も込めて、参加者一人一人が記した色紙を進呈。

タミヤさん、これからもミニ四駆を宜しくお願いします!w

帰宅後に改めて撮影した今回の記録。

オープントップ部門は3位

フラットレイアウトのオープン部門は優勝

市民センターでの大会では、レベルが高くてなかなか勝てる機会が無かったのですが
200回記念大会の、キリの良いレースで勝てたのは有り難い事です。

でもこのマシン。
バンパーはもう限界みたいなので、状態保存して新車に交代させる予定。
3年間お疲れ様でした。

盾には日付と大会名も刻印されてます。
大会の良い記念になりました。

 レース後は、夕方になって急に振り出した夕立に右往左往しながらも撤収作業をし、えのもとサーキットでマターリと過ごして終わりましたとさ。

 感想
 記録を思い出すと、自分が始めてえのもと杯に参加したのが第113回。初優勝したのが第118回。
 ダンガンと同日開催から第2日曜日に変更されたのが確か第120回。プラダンを使ったオフロード大会を開催したのが第132回。
 初めて市民センターで大会が開かれたのが第142回。思えば自分も結構な回数を参加してきました。
 これもひとえに、主催である榎本さんの継続の賜物と思っています。さらにはスタッフの方々、手伝って下さる選手の方々の、多大なるご協力
 全てあってこその大会。毎回ながら感謝しています。
 その中で、自分も僅かながらでも大会に貢献出来ていれば幸いです。
 これからも、えのもとサーキットらしいミニ四駆大会として、えのもと杯が続いてくれる事を願ってます。

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