第1回Saitama Ktsufra Challenge in飯能レポ
前回の井桁を使ったレース。俗にいう「カツフラ」の大会に参加したのは、去年6月の第2回CSK。
それ以来、主に公式大会に参加していた為なかなかカツフラの大会に参加出来なかったのですが、10月になって埼玉の飯能で大会が開かれる事を知り
約1年4ヶ月振りに参加することに。以前は参加受付が開始されると速攻でキャンセル待ちの状態が続いてましたが、最近は開催箇所が増えた為か今回は余裕を持って申し込み受け付けを済ませる。
マシンは9月のうちから準備を始め、10月までには外骨格(シャーシにバンパーを貼って井桁にした状態)を完成させ
事前にシェイクダウンする計画を立てていたのですが…
同人誌の原稿作業に時間を取られ、結局本格的に作業を再開出来たのは大会一週間前;
しかもその時点で出来ていたのは、バンパーとサイドフレーム、肉抜きしたシャーシのみ。
結局今回も、大会前日ギリギリになってマシンを完成させ、当日ぶっつけ本番でシェイクダウンする事になったのでした。電池は今まで基本的に使いまわしのモノで対応していたのですが、前回のカツフラ大会から生産停止を噂されていたエネループライト(結局パナソニックロゴになって生産されていますが)などのニッ水を買い溜めしていたので、
それを育成して持ち込む事に。←今回使用したマシン。
メインは灰色VSで、タイヤは3年前に作って気に入らず、アウタータイヤを切り取って新しいタイヤを付け直し
それを削って作りなおしたもの。要は廃材利用。
蛍光グリーンVSは同時に作っていたサブマシン。タイヤは前回の使い回し。マシンを完成させ、大会準備を済ませたのは当日7時。徹夜のまま8時には出発。
今回はえのもと常連の一人、親方の車に乗せて頂くことになっていたので、集合場所の駅まで行ったのですが
当日は大雨で、駅に着く頃にはびしょ濡れ状態。傘はちゃんと差してたのに;
カートに載せたピットボックスは大型のゴミ袋に入れて防水していたので被害は無かったのですが
背負ってた鞄は残念なことに;
しかもタオルを忘れている罠(幸いピットボックスの中に緩衝材として入れていたミニタオルがあったので、それで何とかしましたが…)そんなこんなで親方と合流し、JBさん、ひろさんと共に会場に。
10時に開場。
今回の会場は、飯能市市民活動センター。
丸広百貨店の7階にあるため、東飯能駅そばにあり交通の便も良く
1階はスーパー、2階はフードコートと食事には困らない良立地な会場でした。コースは多目的ホールに。
ピットは机とイスが設けられ、スーパーえのもと杯と同じような感覚でピットを組むことが出来ました。今回のコース。
事前に発表されていたレイアウトから、速度が出せる高速なものだとは分かっていましたが
実際に見ても、この長いストレートは速度が出せそう…LC手前は最近では、あまり減速区間を設けないレイアウトが増えているのですが
今回の場合は10枚以上のウェーブとコーナーが入り交じる区間が設けられていたので
ここで如何にして速度を落とさず、なおかつLCを入れるかがタイムアップの分かれ目となりました。よく見ると、LC周辺はダンボールだけでなく緩衝材も設置され
LCでコースアウトしても大暴れしないように対策されていました。さらに。レースのタイムは普段使われる大型のラップカウンターではなく
PCのモニターが設置され、周回ごとのタイムと秒速が見ている選手にも分かるように配慮されていました。
おかげで、他の選手のマシンが走っている所を見ていれば、すぐにその選手の速度域や順位が把握出来た為
上位陣が走っている際には盛り上がる要因になったのでした。これは他の大会でも実装して欲しい…
参加者はスタッフ含め約40人。
今回のモーターはアトミックチューンか、トルクチューンモーターPROを2個を支給する形。
番号はモーター1個1個にふられていたので、自分は11番と99番を選択。まずは練習走行。
とりあえず支給されたモーターは軽く慣らしつつ、手持ちのモーターでシェイクダウン。
蛍光グリーンVS…速度はイマイチながら問題なく完走。
灰色VS…こちらも似たような速度ながら、LCで引っかかりコースアウト。幸いダンボールにINして事なきを得る。続いて本選開始。
今回は1周のタイムアタックを順位問わず5回走れる為、LCは1回超えれば良いので
どの選手もイケイケの状態に。・1回目(グリーン・99)
まずは記録を残す意味も込めて、蛍光グリーンVSを投入。モーターは99番を使用。フロントローラーのスラスト角は練習時のまま2度4度くらい。
幸い、ほとんど並ぶ人がいなかったので追い充電は自分のピットで行ってアタック。
速度はイマイチ。まあ最初だし、仕方ないかなーと思っていると、LCで謎の転倒する我がマシン…
あ、これアカンやつや。・2回目(灰色・11)
グリーンは予備マシンと割り切り、今回は灰色VSに全力投球する事に。
他の選手は次々と28秒29秒台を出しているので、せめて30秒台は出しておきたいと思いつつアタック。
しかし今回も速度が出ない。しかしLCは無事クリアしてゴール。タイムは31秒474…orz
ヤバイ。久しぶりのカツフラとは言え遅すぎる;
午前中のレースを終えての途中結果が貼りだされました。
案の定、この時点で完走者33人中28位の有り様;
これはマズイ。
昼食は1階のスーパーでパンとジュースで済ませる。
同じ建物内でエレベーター移動だけですぐに移動出来るのは非常に便利でした。
休憩が終わり、レース再開〜・3回目(灰色・99)
3回目はマシンの各所を見直して、タイムアップを狙うことに。
ベアリングは回ってない物を交換し、スラスト角も2回目では左右どちらも4度付いているという中途半端な状態だったので、左2度右4度に設定しなおし
フロントタイヤも干しが足りない感じだったので、前に作ったフロントタイヤに交換。タイヤサイズは後輪と同じなので問題なし。
充電も並ぶ直前でギリギリまで行い、モーターもさらに追ってアタック。
すると、2回目よりも目に見えて速度アップ。1周目を10秒000ジャストを出し、LCも問題なくクリアしてゴール。タイムは大幅に更新して30秒185。
1秒以上更新できたものの、30秒は切れなかった;・4回目(灰色・11)
3回目で方向性は決まったので、4回目は攻めて行くことに。
2回目でイマイチだった11番のモーターも慣らしを重ね、スラスト角は調整用の紙を若干下げて左1.5度右3.5度に調整。
これでどうだ?とアタック。すると1周目で10秒を切るタイム。
LCも無事にクリアし、ゴール!タイムは29秒891。30秒切れた!
しかし、えのもと常連のナカヤマさんやひろさんには僅かに負けている。
5回目は29秒前半狙いに。
4回アタックが終了して、2度目の途中経過。
2回目から大幅に更新出来たので、少しは順位も上がってるかな…と期待しつつフタを開けてみたら
さっきと同じ28位じゃないですかー!やだー!
5回目は、上位15位をAパート、16位以下をBパートと区切り
先にBパートを行い、次にAパートを15位から下位順に時間制限を設けてのタイムアタックに。・5回目(灰色・99)
最後はどうせ下位だし、記録更新を狙おうということで、スラスト角を1度3度にまで上げていき
電池も1番電池を投入。モーターも十分に慣らしてアタック。
しかし、1周目の時点で4回目よりも遅く、2周めもピリッとしない。結局、LCもクリア出来ずノータイムとなったのでした;
最終的な順位は掲示されませんでしたが、30位でした。
(他の方の記録は大会のサイトに掲載されているので、そちらを参照アレ)←大会後にマシンを並べての記念撮影。
今回の上位3名。
トップの秒速は8.196m。
さらに秒速8m到達者が計6名、
秒速7.5m超え計34名と、到底アトミックチューンとは思えない速度域となったのでした;
(中にはトルクチューンPROで7.5m/sの選手も…)以前のカツフラは秒速7mが目標とされてきましたが、これからの壁は秒速8mになりそう…
さらに使用シャーシは定番だったVSやS1以外にも、S2シャーシが台頭する結果に。
5回目の走りを見ると、まだまだ伸びしろはありそう…;レース後はバトルレースと、景品をかけてのジャンケン大会に。
自分も何度か参加して、何度もあと一息までは行けたのですが
全て最後の勝負で負けてしまい、結局景品ゲットならずでしたとさ;夕食は、ひろさんオススメの店で。
ボリュームのある唐揚げとハンバーグ
美味しゅうございました。という訳で、久しぶりのカツフラ大会は最近のカツフラの速度域を見せつけられる結果となったのでした。
感想
今回久しぶりにカツフラの大会に参加して思ったのは、昔の凝り固まった井桁マシンから、徐々にまだ進化しているなということでした。
昔は決まったシャーシにFRPを組み、ホイールは限定品のカーボンホイールに黒タイヤの超大径、ダミーは絶滅しつつある灰色スポンジが定番。
しかし今は、直FRPと同型のカーボンプレートや多彩なカラーのシャーシにタイヤ。WAも以前は限定品だけでしたが通常版に軽量版、色つきと多種多彩になってきました。良い時代になったものです。(…とは言え、タイヤは干せない事でお馴染みのエラストマー製が市場に増えていき、灰色スポンジは いよいよ絶滅危惧種なのですが;)
形状も、フロントはテンションバーを使わない方法が編み出され、既にリヤのローラー配置は左右非対称が常套手段となりつつあります。バッテリーもエネループが登場して間もない頃は、温度を上げれば上げるほど良いと思われていましたが、最近は通常充電は温度を下げて行うのが定番になっています。
公式マシンは数多く大会が開かれて急速に進化を遂げている中、カツフラも年を追うごとにゆっくりではありますが、進化を遂げている事を実感。
近年のミニ四駆3次ブームの流れもあって、数多くの新商品が発売され、店頭に並ぶパーツ類も入れ替わりつつある現状で、既に基本的な形は決まっているカツフラマシンに、如何にして今のパーツ類を使っていけるかが、これからのマシン製作には求められそうです。…まあ今のところ使えそうなのは、現状使われているパーツ(カーボンホイール、WAなど)の派生が主なのですが。
とりあえず自分も、これからは秒速8mを目標にカツフラはやっていきたいと思いましたとさ。最後に。車で送って下さった親方には感謝です。
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