ダンガンレーサーについて
・ダンガンレーサーは2000年にコロコロコミックで連載された『音速バスターDANGUN弾』と共に登場した、ミニ四駆に変わる新ホビー。ミニ四駆と違うところは、2輪駆動であること、コースが1本になっていて、追い越し追い抜きが可能と言ったところ。
・ミニ四駆のオヤジ化に伴い、新たな小学生層の受け皿として投入された(?)ものの、位置づけがミニ四駆と同じであったことが災いしたか、結局は正確な改造がなされたオヤジマシンの独壇場となった。その為か、ミニ四駆の時ほど人気が浸透するスピードは遅かった。しかし、ミニ四駆よりも運の要素が強い為か、オヤジマシンの独占度はミニ四駆の時ほどではなかった。
・その状況を打破すべく、2002年タミヤが行った新競技が『ローリングファイト』。今までのロングコースを使用してのスピードレースではなく、オーバルコースを使用したダンガンのマシン・コース特性を生かした新たな競技となった。そのおかげか運の要素もさらに強まり、オヤジマシンの独壇場と言う事態は解消された。そしてタミヤも、ロングコース設置の用地費用の節約・ミニ四駆のワイドタイヤ在庫の解消・以前販売されたマシンのFG化による金型流用等の副産物をもたらした。
・初心者でも勝てる要素が加わり、ダンガンは少しずつではあるが人気を上げていく。2003年には、復活放送した『タミヤRCカーグランプリ』のコーナーとして取り上げられる。8の字コースを改良した『クロスファイト』も登場。マシンもバイクをモデルとした形に変わり、ミニ四駆とは違う道に入っていく。
・ゲーム化もした『音速バスターDANGUN弾』だったが2004年1月に連載が終了し、それと入れ替わるかのように『かっとびレーサー!ダンガン狼』の連載がスタート。同時にダンガンレーサーの進化系『ダンガンレーサーEVO』が誕生。次々と新パーツや新マシンを発売していったが、2005年の10月にミニ四駆PROが発表されると、徐々にミニ四駆パーツの販売が優先されると共にダンガンの新商品は縮小。2006年を最後に公式大会は終了したが、ダンガンのパーツとして発売したものの中にはミニ四駆にも流用出来るパーツが数多く存在し、今なおレースこそ殆ど行われないものの根強い人気はある。
ラジ四駆について
・ラジ四駆は2002年、ミニ四駆の進化型として誕生した。その名のとおり、ラジオコントロールが可能になったミニ四駆ということで、発表当初から話題になっていた。
曰く、ステアリングを動かして、思い通りのコーナーリングができる
曰く、スピードを自在にコントロールし、バックも出来る
…等々の憶測が飛び交ったが、発売されたものは結局、パワーボタンをオンオフによってスピードをコントロール出来る程度の代物であった。しかも、ボディは実車を縮小化したものでシャーシのホールベースも長く、通常ではミニ四駆のボディを搭載することは不可能であった。
・ところが、オンオフのみの機能にも関わらず、いざ走らせて見ると規則がミニ四駆よりも厳しい為か、モーターがハイパワーのものしか使用できない為か、ミニ四駆より簡単にコースアウトしてしまうので、操縦・改造テクの奥深さは決して浅くはなかった。
・発売当初の送信機は周辺の電波に弱く簡単に混信したが、2003年に新たな送信機が発売され問題は若干解決された。マシンの方も、オリジナルマシン”リンドブルムライダー””コバルトガンナー”が発売された。
・しかしそれを最後に、ラジ四駆の新製品は全く発売されなくなり、オフィシャルの大会は完全に沈黙。とはいえ幸いミニ四駆のパーツも そのまま使用出来るという事で、ミニ四駆のレギュに準拠すればラジ四駆も使用出来るようになり、その独特のシャーシ構造からコアなファンによってレースで使用されている。
バクシードについて
・WGP(ウェブグランプリ)バクシードは、2004年後半に発表された新ホビー。とは言ったものの内容はミニ四駆と変わらず、マシンはゴツい。発表当初は期待された訳ではなかった。 発売はガンプラで有名なバンダイ。今までにもバンダイは、『ハイパーレーサー4WD』等のミニ四駆と同系のシリーズを出していたが、今回はタミヤがやりたくても出来なかった事(全国ネットランキング、他社とのタイアップ)を行い、かなり力を入れていこうという姿勢がみられた。
・マシンはほぼ毎月ペースで販売され、大会も各地でネットを通じてリアルタイムで開かれていた。発売当初にはテレビ番組として「爆速!スピードキング」が番組も放送され、お笑い芸人カラテカと共にバクシードの面白さをテレビを通して広めてきた。
・マシンやパーツにはユーザーからの意見が多く取り入れられている。2005年2月に発売されたシュナイダーホーネットからはシャーシパーツの大幅な改善が施され、7月には新シャーシ「ユニットクロスシャーシ」が登場。これもフロントユニットとリヤユニットを交換でき、モーターも位置を変更できるというユーザーのアイデアを形にしたものだった。
・他社メーカーからも、7月から発売が開始された。まずはクレオスからマーカーが発売され、アオシマからはパーツが発売された。他のメーカーからも僅かながらマシンがリリースされたが、アオシマが過去にミニ四駆の2次ブームの際に発売していたフリースタイルのパーツを一気にバクシードパーツとして再販させてしまった為に速度域が急上昇。ただでさえ上級者と初心者のタイム差が顕著だった速度格差が、さらに酷くなりユーザー離れが起きる。
・とどめに10月にはミニ四駆PROが発表され、翌年には公式大会も復活。それまでは年齢的に参加出来ないでいた参加者が参加できるようになった為、元々ミニ四駆ユーザーが殆どだったバクシードユーザー(通称爆レーサー)がミニ四駆に戻ってしまい、規模は一気に縮小。サイトの更新も滞るようになってしまい、アニメ化の話や漫画化も実現したものの結局中途半端な結果に終わり、2008年を最後に完全撤退。もう少し展開の歯車が噛み合っていれば…と思うと非常に惜しいホビーだったと思う。
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