ミニ四駆について

・ミニ四駆が誕生したのは1982年。『子供達が、模型に親しむきっかけになるような入門キットを作ろう』というテーマの下、最初は4WD車の縮小化から始まった。しかし、地道に浸透してくれればいいという社長の期待も応えられず、営業的に評価の対象にもならなかった。

・アニメ作家の大塚康生氏の監修によって1984年、ミニ四駆のタイヤを大きくデフォルメ化した、コミカルミニ四駆が誕生。子供達にも反応が出始める。『ワイルドウイリスJr.』のヒットにより、ミニ四駆はRCの弟分として発展することに。

・1986年、レーシングバギーを縮小化した、レーサーミニ四駆の誕生によりミニ四駆が小学生の間で流行りはじめる。1同年にはミニ四駆を漫画化した『ダッシュ!四駆朗』がコロコロコミックで連載を開始し人気を集め、89年にはアニメ化され、ミニ四駆は社会現象にもなるほどの大ブームと化した。これを第1次ミニ四駆ブームという。

・それと同時に、ミニ四駆のブームに乗るかのように他社からもミニ四駆が続々流出。主な会社はバンダイ、アオシマ、イマイ、アリイ、フジミ、東京マルイ。
他にもグンゼ(現クレオス)、エルエス、ニチモからもミニ四駆が発売されている。

・しかし漫画の連載終了や、選手年齢層の上昇と共に人気は衰え、スーパーミニ四駆の誕生した1993年は最も衰退した時期だった(ジャパンカップ来場者数90年は9万1千人に対し、93年には1万人)。

・そこで1994年、『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』と共に登場したフルカウルミニ四駆の登場により、ミニ四駆は再び人気となり、1996年、アニメ化と共に第2次ミニ四駆ブームが巻き起こった。

・それと同時に沈静化していた他社からもミニ四駆が発売されたが、マシン性能の上昇からか前回よりも参入した会社は少なかった。むしろ性能アップパーツを発売する会社が多く、特にモーターは混交玉石であった。しかし性能は高く、一時期タミヤオフィシャルレギュ大会よりも、規則無制限大会の方が多く開催されていた時期さえもあったほど。名称も無制限のミニ四駆は”違反マシン”などと忌み嫌われていたが、”超四駆”、”フリースタイル”と変わりタミヤレギュと違った道を歩むことになった。

・その後、エアロミニ四駆、マイティミニ四駆等が登場したが、前回と同じくアニメの終了と、新たな要因によってブームは終息を迎えた。それはミニ四レーサーの親の参入であった。親の殆どが、『最初は子供のおもちゃと軽い気持ちで参加してみたのだが、思っていたより奥深くてハマってしまった』といった理由から、親である特権をふんだんに駆使し、年齢無制限のレースはおろか、自分の子供に自分のマシンを持たせてレースに出させ、上位を独占するという状態に陥ってしまった。俗に言う、”オヤジマシン”である。”違反マシン”並、またはそれ以上に忌み嫌われた。ブーム収縮期であった99年のジャパンカップの上位マシンは、殆どのマシンがオヤジマシンであった。タミヤもその事態を重く見ていながらも、”儲けは落としたくない”といった感じで、特に厳しく規制はしなかった。ジャパンカップも99年で終了し、2000年には”○○カップ”と銘打ったミニ四駆大会も開かれなくなった。

・アニメの終了後も、作品自体の人気はあった。それは”同人”の参入である。作品自体は小学生向けのアニメでありながらも、そのキャラクターの可愛さ・格好よさからか、女子の”同人作家”が(特に女子高生)、次々と”同人誌”を作り上げ、同時に”同人イベント”も続々と開催されていった(かの有名な『コミックマーケット』でも、レッツ&ゴーを扱った同人サークルは、一時期とんでもない数があったらしい)。内容の殆どが男同士の性描写を描いた、俗に言う”やおい”モノで、特に標的(笑)にされたのは、豪、烈、リョウ、Jであった。それは『爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP』になると激しくなり、エーリッヒ、シュミット、ブレッドが標的(笑)にされた。その人気は今なお続いており、各地でレッツ&ゴーの同人イベントが開催されている。

・一時は隆盛を極めた”フリースタイル”も、レベルが一定以上に達した為か人気は無くなり、今では殆ど大会が行われなくなった。それと入れ替わるかのように、タミヤレギュの大会は多く行われ99年には”ミニ四駆選手権全国大会”が開催。

・しばらくの間ダンガンレーサーなどの発売でミニ四駆の新商品は、主に昔のボディのVSシャーシ化が主だったが、2004年にはRSと銘打ったマシン「アバンテRS」が発売。以後、サンダーショット、ブーメラン、スーパーセイバーのRSシリーズが発売されたが、それもボディは昔の復活で、ステッカーを新規で作った程度だった。

・新商品の登場が無い状態の中、オークションサイトでは昔の生産停止品が高値で取引されていた。特に僅かに生産されたマシン(プロトエンペラー、ポセンドンX)は10000円を超えるものも。それを懸念されてか、2005年4月末から『レーサーミニ四駆メモリアルボックス』が1カ月おき、5台ずつ発売された。その中にはプラスアルファアイテムとして、生産停止されていたグレードアップパーツも付属されている。この発売によって、昔ミニ四駆をやっていたオールドファンがミニ四駆を再開するという人が増え始めているとか。

・そして2005年10月。実に6年振りにミニ四駆の新商品、「ミニ四駆PRO」が発売。今までのプロペラシャフトを使用したギヤ構造から一変。ダブルシャフトモーターを使用した4輪駆動により、低重心&高バランス化したシャーシ「MSシャーシ」を採用。さらにシャーシは3分割が可能で、ユニット交換によるセッティングが可能になるとか。その辺は今後の新商品ラインナップに期待したい。

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