(第1回)全国ミニ四駆王選手権
放送日・1996年10月3日


第3ヒートは20分の耐久レース。

前半は30度バンクを2回。
下り直後のコーナーは、速過ぎるマシンには鬼門でした

次は3箇所の芝生セクション。

このコースを5レーンを4分づつ走る。その間使用できる電池は6本のみ。

最も周回数の多かった選手からポイントが与えられるが
最終レースという事で、ポイントは倍の10ポイント。

中井「耐久は…やってない」

恐らく石塚選手以外は全くの未経験ではなかろうかw

それでも要所は押さえているようで
タイヤはナローワンウェイホイールに変更し、ウィングローラーを外す。

さらにモーターにはアルミモーターサポートと放熱フィンを取り付けて
モーターの放熱を狙う。

放出選手はローラーセッティングをテクニカルコースに戻す。
(画像はフロントのみ戻していますが、実際はリヤも変更しています)

石塚選手はストレート用セッティングに安定性を上げる改造に。
(画像ではリヤもスタビライザーをつけていますが、実際はショートスタビに9oを装備)

暫定トップの帯刀選手
耐久戦に合わせて、大幅な改造を施す。

しかし、なかなかセッティングがまとまらず
何故か終了間際にスライドダンパーを組み立て始める。

結局中途半端なセッティングのまま終了し、スライドダンパーも完成せず。
帯刀「モーターと、ネジを付けるだけ。5分あれば出来る

 

…往生際の悪い小学生って、何故みんな「○分あれば出来る」って言うんでしょうかね;

マシンの方は一応走る状態ではあるものの
正直コレで耐久は如何なものか;

モーターも交換し忘れ、ストレートレースで使ったウルトラダッシュのまま挑む事に;

レーススタート!

最初のレーンは
1.中井 2.帯刀 3.放出 4.石塚 5.岸田

スタートして早速、帯刀がピットインを指示。

やはりモーターを交換する事に。
まあウルトラじゃ完走は無理だわな;

暫定トップは中井選手
やはり最内レーンが効いているか。

2位は今まで振るわなかった岸田選手が!

スピードが急に落ちた放出選手ピットイン。
しかし原因が分からず

原因が分からないので、とりあえず電池を交換してみることに。

ここで電池は富士通のマンガン電池と判明w
そりゃウルトラには厳しい罠。

帯刀、やはり1周目のウルトラの影響で一気にスピードダウン
ここで電池を交換。

石塚も同時にピットイン。
電池ではなく、なんとレース中に無謀にもホイールをノーマルに変更する手に。

ちなみにホイールはサイクロンマグナムの小径ホイール。
おそらく、支給されたシャーシに付属していたものでしょうか。
帯刀選手もスピンアックスの小径ホイールを使っていましたし。

石塚選手のマシン。
タイヤはこのままでも良いと思うのですが;

3分経過
ピットをしていない中井、岸田が抜き出て20周台に。
ピットイン中の石塚は13周でストップ。
タイヤは紫のレストンを使用する模様。
結局この交換で(推定)3分近くを無駄にしていました。

4分経過で一時ストップ。

中井選手は29周のブッチギリ状態

レーンを変えてレース再開。
4分直前で放出、帯刀がピットインしたので2台のみがスタート。
レーンは
1.岸田 2.中井 3.帯刀 4.放出 5.石塚

タイヤ交換を終え、ようやくコースに戻る石塚選手

帯刀選手も戻り、放出選手も戻るが
ボディキャッチを付け忘れて慌てて戻る放出。

落ち着けハ○ーD!w

タイヤ交換したばかりの石塚、またもやピットイン。

どうやらタイヤが外れた模様。
両面テープで固定し忘れてたみたいです;

結局大径ワンウェイに戻す二度手間。

ここでようやく中井、岸田がピットインするも、電池を交換するのみ。
素早くレースに復帰してスピードも復活。

8分〜12分はトラブルも無く省略。

12分経過して、1位と2位はほぼ確定状態となり、あとは3位争いに。

この時点で、優勝は中井選手と帯刀選手に絞られた。
中井がこのまま10ポイントを獲得した場合、18ポイントとなり
12ポイントの帯刀は6ポイント(3位)を獲得する必要がある。

つまり、現在3位の石塚に勝たない限り、帯刀は優勝出来ない。

4度目のレース再開。
中井が珍しくピットインし、岸田と帯刀のみがスタート。
相変わらず岸田選手は速い。

レーンは
1.放出 2.石塚 3.岸田 4.中井 5.帯刀

ここで岸田選手のマシンを紹介。
今回のレイアウトとセッティングが合っていた模様。

石塚が復帰したのと同時にピットインをする帯刀。

ようやくセッティングが決まってきた石塚選手、一気にスピードアップ。
岸田選手に迫るスピードで周回を重ねる。

それを見た帯刀選手 も再スタート。
しかし、ヘアピンカーブでコースアウト!
ヘアピンの一番内側を走るレーンでスピードの出るセッティングはマズかったか。

セッティングを戻して復帰する帯刀。

石塚、ペースが落ちてピットイン。
ここで最後の電池を使用する。

16分経過
1位と2位は確定的となり、あとは3位の勝負に。
あと4周追いつければ帯刀選手にもチャンスが訪れる。

最後のレーンチェンジをしてスタート。

レーンは
1.帯刀 2.放出 3.石塚 4.岸田 5.中井

帯刀、スタートと同時に復帰するも、最後の追い込みをかけて
電池をラストの新品に交換する。
しかし、石塚選手は速い。
中井、岸田選手を従えるスピードで周回を重ねる。
電池を交換して復帰する帯刀。
レーン的には1コースと、一番内側を走れる有利な状況。
逆転の可能性もある。

だが、またもヘアピンでコースアウト!

(画像は5コースからのコースアウトなので、12分〜16分の間に2度コースアウトした模様。
1レーンでのコースアウトは、違う場所でのコースアウトだと思われます)

帯刀選手、もはやこれまでか…と思われたが

石塚選手、最後の電池が無くなりストップ!
果たして完走できるのか!?

周回を重ねれば逆転の可能性がある帯刀。
石塚に追いつけるか…?

20分耐久レース終了〜

ラストの逃げ切りで石塚選手3位を死守。
帯刀、残念ながら届かず。

最終ポイント

帯刀選手、2ポイント届かず優勝を逃す。

中井選手、18ポイントで逆転優勝!
帯刀選手、悔しそうな表情です。

惜しくも敗れた帯刀選手にデビットインタビュー。

帯刀「まあ、ここまで来れただけでも良かったです。」

デビット「誰に伝えたい?」

帯刀「んー……友達…」

デビット「それでは友達に一言お願いします、どうぞ!」

帯刀「…今ちょっと言えない(泣)」

ホントあと少し頑張れば優勝だったわけで…
その気持ち分かるなぁ。・゚・(ノД`)・゚・。

その後、やたら煽るなだめるデビット;

互いに握手を交わす二人。
中井選手のニヤニヤした表情が印象的でした…

デビット「良典君にとって、ミニ四駆とは?」

中井「最高の…遊びで、
みんなと仲良く遊べる、楽しい…遊び」

何言おうか、事前に考えてなかったのねw
まあ、それだけ接戦だったって事でしょう。

スタジオに戻って早速薬丸さん
「そうぞう力って二つあるでしょ?
(頭でイメージする)想像と、(手で作る)創造でしょ
コレ、両方を兼ね備えてますよね。」

良いこと言うじゃないw

各選手のマシン検証〜

1位・中井選手のマシン 127周

レース中の変更点・ナローワンウェイ→大径ワンウェイに交換
前半は岸田選手とほぼ同じスピードでしたが、大径ワンウェイに交換してからは中井の独壇場に。
ボディ形状的に、モーターが冷えやすいのも利点だったのでしょうか
トラブルフリーで見事完走。

2位・岸田選手のマシン 110周

レース中の変更点・特に無し
セッティング自体はほとんど変化無しですが、ウェーブが無い5レーンの耐久コースに
セッティングが合っていたのでしょう。
こちらもトラブルフリーで完走。

3位・石塚選手のマシン 70周

レース中の変更点・大径ワンウェイ→小径ノーマル→大径ワンウェイ&スーパーハイトタイヤ
何故ノーマルホイールにしようと考えたのでしょう?;
あれさえ無ければ、間違いなく80周は行けたハズです。後半のスピードアップは、おそらくスーパーハイトにした事によるものが大きいと思いますが、径の大きさゆえに電池の消耗度は激しかった模様。前後のローラー幅もフロントが狭い為、ストレスを与え続けるセッティングになり電池の消耗速度に拍車をかけたのでしょう。
テクニカルで使用したローラーセッティングに戻していれば、十分勝機はあったでしょう。

4位・帯刀選手のマシン 60周

レース中の変更点・ウルトラダッシュモーター→トルクチューンモーターに交換
フロントのノーマルホイール→大径ワンウェイに交換
事前のセッティングを纏められなかった。これが大きな敗因だったように思います。
何故最初にモーターを交換しなかったのでしょうか?;そこが一番肝心でしょうに…
周りのパーツに目がくらんで、色々と付けてみたかった気持ちも分かりますが、残り時間は把握出来たハズなのに、組み立てに時間のかかるスライドダンパーを組み立て、ローラーセッティングが中途半端になってしまったのでは、ヘアピンカーブをクリア出来ないのも無理は無いでしょう。
せめてフロントにショートスタビポールを付けるべきだったかと。

4位・放出選手のマシン 60周

レース中の変更点・不明(リヤローラーをシングル化?)
マシン自体は速そうに見えるのですが、思うような走りが全く出来ず幾度もピットインを繰り返し
無駄に時間をロスしていたように思います。

単純にマンガン電池がハズレていたのでしょうか?
仮に電池が速かったとしても、スーパーハイトを装備した超大径マシンなので長時間電池が持ったとは思えませんが…
もう少し、自分のマシンを信じて走らせ続けていれば、3位には入れたハズ。

最後に一言。

松本明子、レース中に何度も
「オイオイオイオイ…」だの「オイオイオイオイ…」だの「オイオイ(ry
いちいちアクションがある度に言われると流石にイラっと来ますね^^
自重しろ!w

プロの部に続く

BACK

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送