(第1回)全国ミニ四駆王選手権
放送日・1996年10月3日


96年の第2次ミニ四駆ブーム真っ只中。
ミニ四駆生産台数は1億台を越え、社会現象となった頃
TVチャンピオンでも、遂に選手権が開催された。

今回のゲストはこの方。

 

…ミニ四駆といえば?初耳ですがww

会場には小学生の観客がいたのですが
「ミニ四駆持ってるー!?」の声に

「持ってなーい!」と叫ぶ子がチラホラ…

まずは小学生の部

戦いの舞台は、これからもミニ四駆選手権の舞台として数多く使われる
富士通乾電池体育館。

ここに、ミニ四駆最強の小学生が集まった。

彼らは同年に行われたスーパージャパンカップ96に参加し
全国決勝に出場した強豪たち。

(ちなみに会場は東京ビッグサイトでした)

神戸・ハーバーランドで行われた
関西大会のチャンピオン、中井良典選手。

横浜そごうで行われた南関東大会チャンピオン
帯刀(たてわき)大吾郎選手。

東急グランプリチャンピオン、放出(ほうで)拓也選手。

(※彼のみジャパンカップ選手ではありません)

新潟伊勢丹の信越大会チャンピオン、石塚厚巳選手。
唯一9年ものミニ四駆歴を誇る。

広島そごうの西中国大会チャンピオン、岸田朋子選手。

競技は、レース&クイズの複合勝負。

3種類の異なるコースを走らせ、速さを競い
その間にクイズを行う。
総合ポイントの最も高い選手が優勝となる。

第1ヒートはテクニカルコース。
走行距離は158m

ウェーブとバンクを織り交ぜたシンプルな構造です。

マシンの制作時間は30分。
各自用意したマシンを使えるが、シャーシは装着しているシャーシを新しく作る
(S1シャーシならS1シャーシが支給される)
ボディはそのまま使用できる。

パーツはレギュ以内であれば使用は自由。
←(コレ見てて羨ましかった…!)

最初に誰が強いか各選手に聞いたところ、「黄色」の一択。

その黄色の選手、ミニ四駆歴9年の石塚選手
使用マシンはスーパーアスチュートJr.(シャーシはSTZ)

ナローワンウェイにレストン
さらにフロントにはスライドダンパーを使用した
テクニカルコースのお手本のような改造。

アストロブーメランを使用する、中井選手

彼は少々忘れ物が多いようで、他にも中空ハードシャフトを忘れてる状態;
30分でマシン作れるのか…?

とは言え、基本的な組み立て方は分かっているようで、
ゴールドターミナルは手で触らないように気を遣う。

 

…でも何でニッパーなんだろう;

彼もフロントスライドダンパーを装備するが
ホイールは大径ワンウェイ。

何故かジャパンカップ以外の覇者として参戦した放出選手。

全員座って作業する中、彼は終始立って作業をしていましたw
使用マシンは、当時としては珍しいウィニングバードフォーミュラ(シャーシはS1)

大径ワンウェイの取り付けが、なかなか思うようにいかないようで
ついつい出てしまう独り言。

…その気持ち、よく分かるw

前後に弓FRPを組み合わせた頑丈なセッティング。
ローラーはオール9o。
紅一点の岸田選手
沈着冷静で、静かながら確実にマシンを組み上げていきました。
使用マシンはネオトライダガーZMC
弓FRPをウィングに取り付け、ハイマウントに。
サイドのポールはペンチで曲げて装備。

スピンアックスで勝負する、帯刀選手

丁寧なマシン作りでマシンを完成させる。

前後に13oベアリングを取り付け、リヤは2重に。 
レースは5周のタイムトライアル
上位から5ポイントから付き、コースアウトをすると0ポイントに。

デビット「早速、マシンに火を灯して下さい」
選手一同「…?」

選手一瞬反応無し。
素直にスイッチオンって言えば良いものを;

そんな感じでスタート。

スタートを飛び出したのは中井選手
しかし、猛烈な勢いで追いすがるマシンが1台。
それは、帯刀選手のスピンアックスだった。
中井選手がLCでアウトコースに移動すると、順位が逆転!
帯刀がトップに立ち、それを中井が追うという展開になるが
ラスト一周で中井が追いつく。
そして最後の最後に逆転勝利!

タイムは34秒929

デビット「このタイムを、皆さんに自慢しましょう、どうぞ!」
中井「抜いてみろ〜」

ノリのイイコですねwww( ´∀`)σ)∀`)プニプニ

全選手完走し、順位は画像の通り。

中井選手と帯刀選手が抜き出ていた感じでした。

各選手のマシン検証〜

1位・中井選手のマシン

画像を見る限り、
全ての選手がモーターはトルクを、ギヤは超速を選択していたハズなので

勝因はローラー幅と当たりトルクでしょうか。
ウィングにつけてたローラーは、幅が狭すぎて意味があったかどうかは微妙ですが;

2位・帯刀選手のマシン

最初に出ていたマシンは白のクリヤボディだったのに
走らせたのはグラデカラーのプラボディになっているのは何故なのか?
(憶測では、フロントのFRPとボディを繋げるようにつけていたグラステープが原因か…?)

大径よりも13oのほうが速いハズなのですが、ローラー幅の狭さと
ラスト1周でアウトレーンになってしまったレーン悪さが
最後の僅かな差を制することが出来なかった原因でしょうか。

3位・放出選手のマシン

唯一クリアボディを使用し、単純な軽さではトップのハズですが
リヤタイヤをスーパーハイトにした為に、フロントローラーのスラスト角が強すぎて
減速しすぎたのが敗因でしょうか。

FRPの付け方は、当時の無制限マシンによく見られるセッティングですがw

4位・石塚選手のマシン

小径にした事。その一言でしょうね;
おそらくレイアウト的に、スピードが乗る所が無いので
トルクを重視する意味で選択したのかも知れませんが、
どう見ても選択ミスです。他のセッティングは悪くないのですが…

5位・岸田選手のマシン

パっと見た感じでは、何故遅いのかは分かりにくいのですが
よく見ると、サイドに立てたスタビライザーが曲がりすぎてリヤローラーより先に当たってしまい
ウェーブを走るたびにスタビが擦れて減速したのではないかと。

カルトクイズに続く

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