第2回プロモデラー選手権(第1ラウンド後半)
放送日・1995年6月1日


山田選手を除く5人で挑む後半戦。
ミニ四駆は、やはり走らせなきゃですねw

第1ラウンド後半戦は、「オリジナルミニ四駆100周レース」。

前半戦で制作したマシンを使い、5レーンコースで100周のレースを行う。
100周を走りきった3人の選手が2ラウンド進出。
走りきれなかった2人がリタイヤとなる。

バッテリーは富士通アルカリ2セットの模様。

ただし、前半戦で獲得したポイントによってスタートのハンディキャップが付く事に。

山田選手に続いて5ポイントを獲得した小林選手がノーマルスタート。
4ポイントの湊川選手が10秒遅れでスタート。
2ポイントの小池選手が30秒遅れでスタート。
ノーポイントだった近藤和田選手は50秒ものハンデを負ってスタートする。

コースは写真の通り、真ん中のテーブルトップ以外はストレートの少ないテクニカルなレイアウト。

レーンは1.小林 2.湊川 3.和田 4.小池 5.近藤
スロープ下りのコーナーで最もキツいレーンを走るのは小林選手。

小林選手からレーススタート。
ベーシックなセッティングのためか、そこそこの走りを見せる。

以下タイムハンデの順にスタートし、全員がスタートする頃には
トップの小林選手は5周もの差をつけている結果に。

 

しかし、ここから近藤選手の怒涛の追い上げが始まる…

ここで各マシンの1周タイムを計測。

小林選手…12秒08

湊川選手…10秒42

製作中に行ったブレークインの力か。

和田選手…15秒82

やはりボディの重さが致命的か。
タイムハンデも重なって、なかなか周回を稼げない模様。

小池選手…15秒58

和田選手とほとんど変わらず;やはりフィギュアが原因か。

注目の近藤選手…2位の湊川選手を約2秒も上回る、8秒52!

ボディの軽量化・シャーシの作りこみの力か。
スロープが最も安全な5レーンで走っている為、他のマシンをゴボウ抜き。

50秒のハンデを物ともせず、いち早く50周通過。
以下小林、湊川選手と続き
和田、小池選手は大きく差を付けられている模様。

トップの近藤選手、半分を走りぬき電池交換。

ところが、スロープ直後のコーナーでコースアウト!
やはり速すぎるスピードはスロープでは鬼門か。
幸いにもマシンに損傷は無く、そのままレース再開。

ペースの上がらない小池選手、重量を軽くする為にフィギュアを取り外す。
和田選手もハイマウントのウィングを取り外して、出来る限りの軽量化をはかる。

しかし、トップの近藤選手をはじめ
上位3人は順調に周回を重ね、3位と4位の差は殆ど縮まらず…

近藤選手、圧倒的な差を付けて100周を走りきり
2ラウンド進出を決める。

2位は近藤選手に続く速さを見せた湊川選手が。

3位は小林選手がノーマルスタートから逃げ切って2ラウンド進出を決めた。

と言うわけで、最後までスピードが出なかった小池、和田選手がリタイヤとなった。

小池選手「ウチのモーターだけ遅かったんじゃないですかねぇ?」
和田選手「(何で遅かったのか)分かりません…」

 検証&感想

 最初のミニ四駆競技と言う事で、マシンやパーツ類はかなり限定され、選手各々のアイデア次第でマシンの出来不出来がハッキリした競技だったと思います。
 残念なのは、3種類出されたマシンで、何故誰もスーパーアバンテを選択しなかったのかと…
 個人的にあのレイアウトでマシンを限定されたパーツ内で組むとすれば、こんな感じになるでしょうか。

 マシン・スーパーアバンテ
 シャーシ・タイプ5(キット付属)
 タイヤ・Fローハイトワンウェイ(ナロー化)Rフロントノーマルタイヤ&ホイール
 軸受け・丸穴ベアリング
 フロント・エアロハイマウント&大径アルミベアリング、下にFRPプレート
 サイド・スタビポール&付属ローラー14o
 リヤ・エアロハイマウント&ベアリングローラープラ14o
 ゴールドターミナル装備

 スロープ下りの安全を考えていますが、レーンが近藤選手と同じく大外であれば、フロントタイヤをノーマル&レストンあたりにしても良さそうです。
 (あくまで自分のイメージですが)
 それにしても、何故ゴムローラーを全員使いまくっていたにも関わらず、大径アルミを使ったのが2人しか居なかったのでしょうか…?

各選手のマシン検証

前半戦で突破し、走りを見せる事の無かったマシンですが
見た限りでは、仮に後半戦を走る事になったとしても、
十分上位に食い込めるマシンではないかと。
ローラーセッティングは、まさにお手本的なパターンですが、
ハイマウントの取り付け方が個性的です。

欲を言えば、フロントバンパーの強度不足
FRPプレート&大径アルミが定番か。

後半戦を圧倒的1位で飾ったマシン。
ボディはライト部とウィンド部のみの軽量化となっていますが、
シャーシにも多数の穴を開けて軽量化を施してあり、ホイールもノーマル。
それが速さに繋がったのではないかと。

ただ、バンパーまで穴を空けまくったのは如何なものか;
コレでよく無事に100周走りきれたものです…
せめてエアロハイマウントのフロントバンパーを取り付けて
サイドに付けている大径アルミをフロントに移植し、
サイドはプラローラーか、スタビライザーポールにして
更なるスピードアップをはかってみても良さそう。

先にスタートした小林選手をパスし、2位でゴールしたマシン。
あまり軽量化していないマシンですが、ブレークインの力が大きく出たのでしょうか。

スピンアックスの特徴であるフロントパーツは取り外し
フロントローラーをゴムリングではなくプラ製の14oローラーにして
リヤもノーマルホイール&レストンにすれば、10秒は切れたかも。

ハンデ無しの力が最後まで続き、3位に逃げ切ったマシン。
ノーマルにほぼ近いセッティングで、スロープ下り直後のコーナーも
危なげなくクリアしていました。

上位タイムに迫るには、もう少しボディの軽量化を施し
ハイマウントやベアリングなどでローラー部を補強。

…とは言え、レーンの位置的には←のセッティングがベストだったのかも。

女の子の審査員を狙って改造したハズが、0票と辛酸を舐め
その重さゆえにスピードが乗れなかったマシン。
個人的には好きなデザインだったのですが…

やはり欠点は、その重さでしょうか。
ローラーセッティングは、山田選手に似たオーソドックスなセッティングですが
フロントはやはり大径アルミにし、
タイヤ&ホイールも、前後ともノーマルで行けば多少はタイムが上がったかも知れませんが
金属板やパテで重くなったボディでは、その走りを生かせないかも…

ボディデザインは最も個性的だったものの、走りは今ひとつだったマシン。
重そうには見えないのですが、やはりフィギュアがバランス悪かったのか…

もう一つの要因としては、前後装備したベアリングローラーではないでしょうか。
コレを使うくらいなら、ノーマルセッティングの方が速いのではないかと。
ボディの形状的に、エアロハイマウントはNGだと思うので
FRPプレートで補強しつつ、大径アルミとプラローラーを使えば
グリーンサンダー号並には走れたのではないでしょうか。

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