タミヤフェア2015inツインメッセ静岡レポ

 

 昨年は、大洗のあんこう祭りと日程が被っていた為参加出来なかったタミヤフェア。
 幸い、今年はお互いのイベントが1周間ズレたおかげで参加することになりました。

きた! 雨降ってるのに今回も人多いな pic.twitter.com/5nzMXBecoK

— ヨヒノリ@C89新刊委託中 (@yohinori) 2015, 11月 15

とは言え、今年はミニ四駆GPオータム(以下オータム)が開催されず、ステーションチャンピオン戦とチャンピオンズのみ参加出来るワールドチャレンジ以外には
基本的にフリー走行だけ
というイベントだったので、今までのような2日連続参加する必要は無かったので
ステーション戦が開催される土曜日だけの日帰り参加する 事に。
今回のステーション戦は、 去年まで続いた市販5レーンを使ったシンプルなレイアウトではなく、久しぶりに3レーンを使ったロングコース。しかもループチェンジャー。
だがしかし。そこはやはり鬼畜コースでお馴染みのステーション戦。
スロープ下り直後にウェーブ入れるわ、3連続のLCジャンプがあるわ、2段スロープに連続した20度バンクがあるわ…
Twitterで公開されるやいなや、「無理だろ」「完走出来るのか?」といった反応が殺到。
急遽ミニ四駆公式アカウントで走行映像を載せて、「スターターセットにブレーキ外せば完走出来ますよ」とアピールされる緊急事態。
一抹の不安が過るも、今回もステーション戦のチケットを頂いていたので、コースに合わせてマシンのセットを合わせることに。

大会前日は、今回も えのもとにて事前練習。
とはいえ、時間も無かったので最もコースアウトが多そうな箇所をテスト走行することに。
店内コースにループチェンジャーとスロープを設けて走りこみを行ってみると、ループはスタビローラーを付ければ問題無さそうだったものの
下りスロープは、チューンモーターでも厳しそうな気配。


帰宅してメンテをした今回使用したマシンがコチラ。
3年振りのループチェンジャーなので、当時のセットを思い出しつつ。

いつもは始発で行って静岡着くのがちょうどいい時間なのですが、今回はステーション戦だけなので
珍しく遅めに出発。とは言っても6時出発なのですが。

今回も鈍行電車を乗り継ぎ、10時には静岡到着。
今年のタミヤフェアは晴天でした。

今回もミニ四駆イベントを開催している南館から入場。

会場は既に参加者のピットだらけ。
初日のイベントはステーション戦のみということで、全国からチケットを獲得した選手だらけで
午後からレースに出れば良いかな程度に考えていたのですが、いざ受け取ったエントリーシールは615番。
ステーション戦が開催された日程や開催数から計算して、一昨年と同じく3000人以上が参加するものと覚悟していた身には拍子抜け。

やはり、あの鬼畜レイアウトで参加を躊躇った選手が多かったのだろうか…?

ピットを埋めていた選手の大半が、フリー走行の選手でした。

南館中央には、ジャパンカップ最終戦で登場した、実車スケールのエアロアバンテが。
既にTwitterでその姿は目にしていましたが、実際に間近で見るのは今回が初めて。

バンパーの幅広っ!

最大で時速180キロ出るけど出したらボディが吹っ飛ぶとか
そもそも実際のところ100キロも出せないとか
製作期間が短すぎたせいでバンパー類はやっつけ仕事だとか
色々と言われていますが、やっぱりネットで見るのと実際に見るのとでは違うなぁというのが率直な感想。

前後バンパーが追加されたおかげか、過去に実車化されたガンブラスターXTOよりもミニ四駆に近い印象。
エンジンが実寸サイズのマシンよりも小さい為か、モーター部分が空洞になっているのが気になりますが
他は概ねミニ四駆って感じで、ボディワークはエアロアバンテらしさが出ていて素直に格好いい。

イベント中、何度かエンジンを動かすデモンストレーションが行われましたが
その度にマシンの周りには黒山の人だかりが出来ていました。

今回設置された5レーンコースが、次の日に開催されるワールドチャレンジで使用されるコース『スパークサーキット ワールズ2015』

愛媛と岡山で唯一開催されたオータムで使用された『スパークサーキットしまなみ2015』のワールドチャレンジ版。
フリー走行は一般参加者とワールドチャレンジ戦参加者と列が分けられ、交互に5人ずつレースを行う方式に。

バーニングチェンジャーだったのがメビウスチェンジャーに変更されたのが大きな特徴ですが、他にも
プラウドマウンテンの着地に若干の余裕が設けられ…

ヒルクライム(なすの丸み)の位置は同じですが、スロープ上りの位置がクリアし易い位置に変更され
全体的に完走率は高かった印象。

で、こちらがステーションチャンピオン戦で使用されたコース。
ジュニアクラスとオープンクラスで行うためか2面設置。

最初の難関は、レイアウトが公表された途端疑問視された
スロープ下りにウェーブセクション。
やはりここを警戒したマシンが多かった為か、速度域はノーマルマシンと見紛うばかりの鈍足勝負になってしまいました。

続いて3連続LCジャンプセクション。
速度が遅ければ、それほど脅威にならないのでは?と思っていましたが
着地がストレート1枚だったせいか、徐々にバランスを崩して態勢を立て直す暇なくコースアウトするマシンが多発。

そこをクリアすると緩やかな上りスロープ2枚に、2段下りスロープ。
そして テーブルトップを回るように配置されたループチェンジャー。
序盤のスロープでの減速を考えてブレーキを付けていたマシンが、尽く餌食になって
テーブルトップの上に置かれたカゴに落っこちる姿が。

最後には、連続バンクのあとに写真では隠れていますがスロープを使ったヒルクライムが設置され、
そこまで順調に走っていたマシンを根こそぎ駆逐していました…

そんな感じの、見た目通りの鬼畜コースだった為か完走率も予想通り低く
完走出来れば勝ち抜きみたいな惨状が何度となく見られました。

 今回は、えのもと勢とピットを組もうにも、参加していたのがチャンピオンズばかりで専用のピットスペースが置かれていた為、一般モブレーサーの自分は一緒のピットを組むことが出来なかったのですが
  ちょうどタミヤフェアに来られている、ななみさんとピットを組む事を事前に決めていたので
 会場に着いてすぐに合流してピットを構える。

レース参加にはまだ余裕があったので、先に北館に行って新商品の撮影に向かうことに。

まずは今年の小学館DIMEトレンド大賞で『ミニ四駆』が特別賞を受賞したということで、賞状とトロフィーが。

ミニ四駆の生産台数は、いつの間にか累計で1億7500万台。
そろそろ2億台にも届きそうな勢い。

ミニ四駆新製品として一番大きく展示されていたのは、やはり新エンペラーとして登場した『ライズエンペラー』

灰色状態の写真では微妙なデザインと思っていたのですが、いざ色が付くと一気にエンペラーの姿になって
格好良く見えたから不思議です。
シューティングプラウドスターと同じく、エンペラーのワンメイクレースは行われるんでしょうか…?

色違いキットとしては
既に海外では先行で販売されていた、サンダーショットMk.Uのレッドスペシャルが。

それとタミヤコリア20年記念に韓国で限定販売され
後にステッカーとパッケージを変えて海外で先行販売されていた、スーパーアバンテのブラックスペシャルも
2016年になって日本でもようやく発売。

最近の新商品は、フィリピンで生産して販売されるせいか、日本で発表されるよりも相当早く海外で先行販売されてTwitterなどで情報が拡散されてしまう為
「こんな商品が出るのか!」というよりは「あの商品、ようやく日本でも発売されるのかよ!」みたいな反応になってしまい
新鮮味を失っているのが悲しいところ。海外で先に発売されたものを割高で日本で出回っているのも、如何ともし難いところ。

こちらは実車エアロアバンテ完成記念でしょうか、エアロアバンテのメッキボディキットが3種に分けて新発売。
メッキのキットは基本的にスルーしているのですが、ブラックメッキは格好いいかも。

続いてパーツ類。

今回は殆どが、過去に何度か再販された限定商品の再販がメイン。
最近になって復帰して、当時は購入しそびれていた方にはちょうどいいのかも。

その中でも目に留まったのは、やはりポリカ仕様になったアバンテjr.のクリアボディでしょうか。
ステッカーも透明タイプなのが嬉しいところ。

ミニ四駆とは関係無いのですが、北館で出展されていた
自分の地元の模型メーカー、ファインモールドではガルパン劇場版でも登場している知波単学園仕様の97式中戦車と95式軽戦車が。
ちょうどタミヤフェア1日目はガルパン劇場版の公開日。
(自分も直前まで、タミヤフェア終えたらすぐに静岡の上映劇場まで行って観に行こうかとも計画していました。結局翌日に都内の映画館で観に行きましたが…)

ガルパンはいいぞ!(至言

南館に戻ると、こちらはモデギャラの時点ではいつ販売されるのかも怪しかったのが
10月には いつの間にか販売されていたことでお馴染みの
、スターユニットシリーズのライトニングホークの体験走行会が。

今回はライトニングホークの他にも、エアロアバンテも追加され
さらに前後バンパーにはローラーも搭載。

もしやこれって新商品…?

慌てて北館に戻ってみると、RCの展示の中に大きく取り上げてました。
スターユニットの新商品として、こちらでもエアロアバンテ。

ライトニングホークは完成品で、「それじゃ単なるトイラジじゃん…」と思っていたのですが
こちらは念願の組み立てキット。

そうそう。こういうのだよ、こういうの(cv.松重豊)

他にもローラー付きバンパーや、タイヤやホイールなどの基本的なパーツも新登場。

ライトニングホークは、えのもとで試しに遊んでみたのですが
速度もそこそこで、RCがあまり得意じゃない自分でも十分楽しめる印象だったので
体験走行会で使われるようなセパレートコースであれば、ローラーも十分効果があるように思います。

今後登場するラインナップによっては、自分もちょっと手を出すかも知れません…

 撮影も終わった頃になって出走の番に。

 今回のステーション戦の参加者は、ジュニア・オープン合計しても僅か914名。絶対配布した出場権の枚数のうち、半分も来てないぞコレ…
 もっと速度の出せるレイアウトだったら、もっと来てただろうに…

・ジュニア、オープンクラス1次予選(3レーン・S2)
 レースを見ていた感じ、想定していたよりも遅い速度でいかないと完走すら怪しいレベルの難易度だったので(特にLCジャンプ)
 ノーマルモーターを使わなきゃ無理だろうと思ったものの、 こういう時に限ってノーマルモーターを準備していなかった;
 かと言って販売コーナーに並んで買おうにも、今回も毎度の如く長ーい行列でいつ買えるか分かったもんじゃない。
 仕方なく手持ちで一番速度が出ておらず、トルクも無さそうなレブチューン2で、ギヤもトルク重視の5:1ギヤに変更。
 これなら完走くらいは出来るだろうとアタック。

 すると、想定通りの速度で鬼門だった下りスロープ後のウェーブも無事クリア。
 しかし、3連続LCジャンプ台で思い切りバランスを崩し、あわやCO…かと思ったら運良く復帰。
 最初にループチェンジャーを回転するので、そこさえクリア出来れば…と思っていたら、2段下りスロープで着地後に予想以上に跳ね、コースアウトする我がマシン…orz
 せめて1周くらいしてこいよー;

レースがあっさり終わり、午後まで休憩時間になったので
その間に撮影を再開。

GT500クラスのマシンでお馴染みの『レイブリックNSX CONCEPT-GT』

かつてレイブリックのNSXといえば、14年前にラジ四駆でも登場していますが
現在のマシンは、色こそ当時と同じですが随分と形は変わった印象。

全体のシルエットだけを見ると、箱物マシンは箱物の印象なのですが
近くで見ると、公道を走ってる車とは別物だなぁというのが細かいところを見れば見るほど実感。
やっぱレーシングマシンは格好いい!

実車展示は、他にもマツダの新型ロードスターもありましたが、既に全日本模型ホビーショーで登場しているので省略するとして
北と南の間の通路には、 かつてパリダカにも出場していたトヨタ・ランドクルーザーが、こっそりと展示。
ミニ四駆化もされている車なのですが、ちょっと扱いが寂しい気も。

南館に戻ると、今回も恒例の自衛隊 静岡地方協力本部の自衛隊車両展示が。
74式戦車の展示マダー?

そして今回も恒例の、RCタンクオーナーズミーティング。
ガルパン人気の影響か、以前よりも参加者が多かった印象。中にはコスプレしてるチームまで。

もうちょっとお金に余裕があれば、RC戦車道もやりたいんだけどなぁ…;

ピットの戻ると、ちょうど実車エアロアバンテに
今回の制作に携わったことでもお馴染みの、滝博士が乗り込んでいたので思わず撮影。
実際に動かしたわけでは無いのですが、嬉しそうな表情でした。

 昼を過ぎてから、フリー走行が再開していたのでジャパンカップで使用していた公式用VSマシンを持ち込んで列に並ぶ。
 すると、ケンビシさん、ぜっとさんと久しぶりにお会いする。そしてそのまま3人同じ組での走行に。
 自分のマシンはジャパンカップの時からリヤブレーキを灰スポンジに変えた以外は特に大きな変更をせず、ライトダッシュにネオチャンプの組み合わせ。
 いざ走ってみると、最初にメビウスを走るため早々に最下位になるも、速度自体は十分勝ってるようで、3周目で3台が一気にプラウドでコースアウトする中、ぜっとさんのマシンと接戦に。
 しかし4周目のプラウドでぜっとさんのマシンもコースアウトすると、自分のマシンは単独で無事完走。
 タイムは計測していませんでしたが録画していた映像を確認すると、翌日のチャンピオン戦の優勝タイムより1秒ほど遅い程度だった模様。挙動的にまだ余裕があったので、ハイパーダッシュでも行けたかも…?

・ジュニア、オープンクラス1次予選2回目(1レーン・S2)
 ステーション戦は1回のみかと思いきや、参加者が極端に少なかった為か久しぶりに2回目の抽選が行われる。
 どうせ今回も番号は呼ばれないだろう…と思っていたら
 まず呼ばれた番号が、受付番号下一桁が1番と5番の選手。

 Σ(゚Д゚)えっ?マジ?

 久しぶりに呼ばれたのは嬉しいんだけど、よりによってフリー走行の列に並んでる最中に呼ばれるとは…;
 先述のフリー走行を終えてから、慌ただしく2回目走行の為の準備を行う。
 とは言え受付締め切りが迫っているので、大幅な変更は出来そうにない。
 仕方なく、2段下りスロープでの跳ねを抑える為に、リヤにマスダンパーを追加した以外は1回目と全く同じセットでアタック。

 速度は前より少し遅くなった印象だったが、相手のマシンもコースアウトを懸念して速度を落としていた為かトップに。
 1回目で跳ねた下りスロープも今度は無事クリアし、ようやく1周をした頃には既に2台の相手はコースアウトしていた模様。
 このまま完走出来れば…と思っていたが、LCジャンプは最後の1周に走るので行けるのか…?と不安になっていると

 2段下りスロープで吹っ飛びコースアウトする我がマシン…_| ̄|○
 結局、完走すら出来ないでやんの;
 しかもレースが終わってから、予備シャーシにノーマルモーターが入っている事に気づくという。もっと早く気づけば…;

 最終的に2回目の抽選は半分の選手が呼ばれていたものの、それでも完走出来た選手は絶望的に少なく
 ジュニア・オープンクラス共に決勝に残ったのは僅か2名。しかもスムーズにレースは進行するハズもなく、共に完走した選手が優勝
 しかもオープンクラスに至っては、2台共にコースアウトしまくり、幾度も再レースを繰り返してようやく完走して決着という体たらく。
 ハッキリ言って、今までのステーション戦の中でも最低の部類に入る大会だったように思います。


 なお、フリー走行は2度目も並んでいたのですが
 コース内を目の前にして、さあ次は自分らの組がコースに入れるぞ……という絶妙のタイミングで終了しましたとさ。
 だったら終了する組を予め区切ってくれれば、並んでた30分の時間を無駄にしなくて済んだというのに…;

 レース後になると販売コーナーにも余裕があったので、会場限定をいくつか購入し、ななみさんと解散して帰路につきましたとさ。

感想
 正直、今回のステーション戦はコースが酷すぎでした。以前からステーション戦は一見コースはシンプルながら、いざ走ってみると数多くの参加者をふるいにかける仕掛けが用意されていて
 遠方から来られた参加者の心を折ることでお馴染みではありましたが、あれではステーション戦は楽しめませんし、見ていてモタモタしたマシンが完走してハイおめでとうとはなりにくい気がします。
 ステーションチャンピオンと名が付くわりには、チャンピオンズと違って優勝者がこれと言って取沙汰されないのは、その辺にも原因があるのではないかと思います。(優勝したお店は大々的に宣伝するでしょうけど…)
 タミヤのイベントレポートでも、ステーションチャンピオン戦の記事のはずが半分をエアロアバンテ実車展示の記事になってる辺り、お察しの結果だったことが良く分かります。
 来年も同じような調子で、参加者だけは出場権を配布して集めておいて発表されたコースは完走すら難しい鬼畜レイアウトでは、何の為のステーション戦なのか、誰の為のステーション戦なのか何が何やらという感じがします。
 せめてコースはもっと難易度を下げて、どのステーションでも真似できるレイアウトにして事前走行を入念に行える期間を設ければ、ステーションチャンピオンの名に相応しいレースが展開出来るのではないでしょうか?
 せっかく、全国のステーション代表選手を集めてレースを行えるにも関わらず今の状態では、勿体なさ過ぎる気がしてなりません。

 あと、フリー走行については5レーンコースを走らせられる良い機会だとは思うのですが、もう少し時間の配分と列の整理方法には考えて頂きたい。

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