潟タカ・EXCITE POWER MINI高速4WD


ミニ四駆一次ブーム時代、各種パチ四駆が登場していました。
それは定番のプラモデルメーカーだけでなく、玩具メーカーも同様に似たようなモーターライズ玩具を出していたようで。
今回は、そんな玩具メーカーから出ていたパチ四駆を入手したので紹介。

マシン名は無く、商品名もパッケージに書いてあった物を書いてるだけなので
実際の商品名かどうかも怪しいのですが、一応見た目はパチ四駆のようです。

某所のまんだらけで600円で入手。
発売当時は1200円だったようです。
パッケージ裏には図面が。
単3電池2本を使う点はミニ四駆と同じですが…
モーターとギヤの場所は書かれておらず。
これについては後述で。

同じくパッケージ裏には遊び方が。

パチ四駆の中でも珍しい、フロントウイングを引っ張ってスイッチを入れる方式。

なお発売元は潟タカ
ここはWikiを見る感じ、ポピーを経て現在はバンダイグループ企業の一つとのこと。
なのでパチ四駆のメーカーとしてはバンダイの項目に追加しています。

そんな感じで開封

ベースは完成品で、タイヤやウイング、バンパーを追加してから電池を入れて遊べる半完成品の玩具の模様。

タイヤは一次ブーム時代らしく、最初からスポンジタイヤが入っています。

前後バンパー、ウイングは成形品のままで
これだけカットして組み立てれば良いお手軽製品。その辺は玩具らしいというか。

で、コレがベースとなるマシン
タイヤ・バンパー・ウイング以外は全て組み立て終わっている状態

一次ブーム時代の製品ながら、車軸に割れもなく状態は良好でした。
電池はボディを開けずに裏から入れるタイプ
タイヤ等を全て組み立てた状態
いかにも80年代末のF1マシンというカンジ
ボディ全体は、ターボエンジン時代っぽいスタイルながら
リヤウイングはウイングカーが禁止された後にあった大型ウイングっぽいデザイン
フロントウイングはシンプルなデザイン
バンパーは当時のマシンと比較しても強度が心配なレベル
ローラーはピンを差す形のオイルレスタイプ
ウイングは裏の絵と微妙に形が違うので実際この向きで合ってるのかも不明ながら
上の2枚は可動出来るタイプ
タイヤはスポンジタイヤ
ホイールは金メッキの、当時としては豪華な仕様
前後バンパーは、はめ込み式で手軽に組み立てが可能
スイッチは先述の通り、フロントウイングを引くと走り
壁に当たるとスイッチが切れる、玩具らしい親切設計。
ボディはリアウイングを外し、前方のビスを1本取れば外せる形
気になっていたモーターは電池の上に乗っかる形だったのでした。
ギヤは中心のペラシャに付いたギヤを介して、前後のタイヤに動力を伝える方式
モーターは80年代らしい金色ハウジング
F1モデルの製品ながら4WDというのがいかにもパチ四駆ってカンジ。
金具は写真の通り。

で、実際に電池を入れてみると、モーターのマウントが甘くギヤが噛み合っておらず
じゃあとボディにスポンジを挟んで、モーターを抑える形にすると今度はモーターが回らず電池が熱を持つ始末。
何故かと色々と調べてみると、どうもこの金具の構造が悪さしているようで
モーターのハウジングに金具を通じて電気がショートしていた模様。
そこでモーターにビニールテープを巻いて絶縁すると、やっとマトモに走る状態に。

この商品、実際のところどれくらい出回ったのかは知りませんが
マトモに走らせられた人はどれくらいいたんだろうかと心配になるキットでした。

 

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