AULDEY・NET SOLDIER(网络奇兵


2007年以来の中国パチ四駆シリーズ。
今回は、中国のパチ四駆としては最もクオリティが高いことで御馴染みの、AULDEYのマシンです。

6年ほど前に、@niftyの企画「中国のパチ四駆と日中対決!」にて
えのもとサーキットで一度作った事のあるAULDEYのマシンなのですが
CHAOBAOのマシンが色々と酷い出来だったのに対し、コチラのマシンはタミヤのミニ四駆と遜色ない出来で
(とは言っても、いざ走らせて見ると本家には及ばなかったのですが…)
未だに独自ブランドとして商品を発表し続けていることを、知り合いが入手していることから知り
自分もまたAULDEYのパチ四駆を入手して、サイトのネタにしたいと思っていたのですが…

某イベントにて、差し入れとして頂きました!
キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━!!

+(0゚・∀・) + ワクテカ +

このマシンを頂いて、早速AULDEYのサイトをチェックしてみまして。
過去にも何度かチェックしているのですが、見るたびにサイトに登場する商品が入れ替わってて
今ではすっかり、キャラクターを用いたシリーズ商品を各種展開するメーカーとなり
パチ四駆も昔はタミヤのミニ四駆のデッドコピー商品ばかりでしたが
今やバクシードを彷彿とさせるデザインのパチ四駆がズラリ。
イベントも各地で大々的に開かれているようで、本格的なサイトまで公開されています。
(見た感じ、アニメも放送されてる感じが。改造講座的なショートムービーまで…)

と、サイトの話からマシンの話に戻しまして
早速、パッケージから検証。

箱には中国のジャスコで買ってきたと思われるシールが。

横には改造例。
一通り自社で開発したパーツのようで、1つ1つに製品番号も書かれている念の入れよう。

さらに、箱に名前欄が。
おそらく、大会などでの盗難防止を考えての措置でしょう。
ミニ四駆でいう、名前シールのようなものでしょうか。

上に書かれている「全国CBA等級〜」っていうのは、見た感じ階級のようなもので
Cクラス→Bクラス→Aクラスといった感じで分けられているようです。
バクシードでも似たようなものがあったのを思い出します。

それでは開封〜

パーツ全図

パーツ類は、ギヤ関係以外は全てビニールには梱包されていない状態。
(箱はビニール梱包されてましたが)

下箱には、パーツのラインナップが。

なんと、既に自社ブランドのニッケル水素電池まで発売してる模様
さらに映像を見た限りでは
800mAh、1300mAh、1600mAh、2000mAhと4種類存在し
それぞれレースによって使い分けが出来るようです。

タミヤがやろうとしてる事を既にやっている点は
パチ四駆ながら侮れないところだと思います。

シャーシ

パっと見た感じ、VSとTZを合体させたようなイメージ。

フロントバンパーは、表側はシンプルですが
裏側はフレーム構造で、なかなか頑丈です。

バッテリー部分
TZシャーシと同じような肉抜き。

リヤは、おそらくココでカットしているのでしょうか
リヤステー取り付け部分に切った跡が残ってます。

シャーシ裏側
AULDEYの刻印と、2009の文字が。
サイトを見た感じ、わりと前に発売された感じなので
恐らくシャーシの生産年が刻印されているものと予想。

ちなみにこのシャーシ、サイド部分が完全にフラットになっていてビス穴もあり
井桁用のサイドフレームが取り付けられる設計となっています。
驚く事に、井桁バンパーは既にバンパー・サイドフレームがセットで販売されていて
サイドフレームにはビス止めで固定し、あとはバンパーを瞬着で止めるだけでOKというお手軽仕様。
中国では、日本や東南アジアのようなスロープを使ったコースではなくフラットなコースが主流で
その辺の事情がシャーシにも現れているようです。

シャーシパーツ類
特にバリが残っているような物は無く、しっかりした作りに見えます。
ボディ&ボディパーツ
オリジナリティ溢れるボディです
ボディ裏には2003の文字が。
このボディは2003年に制作されたものなのでしょうか?

タイヤ・ホイール類

ホイールは6年前に制作したマシンと同じ形ですが、なかなか精度は良いようです。

タイヤはミニ四駆のVS小径と似ていたので
比較検証。

左がタミヤ純正で、右がAULDEY製

サイズは若干AULDEYが小さいですが、全体的によく似ています。

ちなみにコレ、結構硬くてハードタイヤのような質感です。

ギヤ袋類は、グリスチューブからグリスが滲み出ている以外は
ミニ四駆と同じ感じです。

ステッカーは至ってシンプル。

説明書
やはり小さいですが、最低限の事は書かれているようです。

さらにはアンケート用紙のようなものが。
ユーザーの意見を取り入れようという姿勢が見て取れます。

ってワケで制作〜
フロント
リヤ
制作してみた感じ、パチ四駆としては かなり精度が高く
ほとんどミニ四駆と同じ感覚で制作出来ました。
各部のブレも、ミニ四駆と同じくらいのもので
AULDEYも相当続けている感じが伺えました。
マシン名は中国名そのままだと网络奇兵と書くのですが
日本語で訳してもイマイチ分かりづらかったのですが
ステッカーの英語名で把握。
「ネットソルジャー」と呼べばよいでしょうか。
このマシン、正面やフカンで見るとカッコイイのですが
車高の高さから、やはりサイドから見るとセンター部分が高く見える罠;
まあ、ミニ四駆でも似たようなマシンはあるので改造次第なんでしょうか。
フロントローラーは、タミヤの16ミリサイズのゴムローラーと同じものを使ってる感じで
製品も少々エッジがダルい感じが。
リヤローラーは、残念ながらセンターがずれてました;
リヤステーはミニ四駆と同じ形状で、ビス止めで取り付け。
シャーシ
フロントカバーはVSシャーシと似た形状。
ただ、スイッチ部分は若干違い
スイッチの中心軸がシャフト真下に設計されていて、あまり力をいれなくてもスイッチが回せるようになっています。
スイッチを回した状態。
モーターカバーはTZやタイプ5のような形状。
ギヤ部分は、ペラシャが少々上下する以外は特に噛み合わせも違和感は無く
それほど異音はしない感じです。

ギヤカバーは若干精度が甘いですが
恐らくコレは、改造パーツで登場しているギヤが殆ど2枚構成の、日本でいう「狼ギヤ」を使うことを目的としている為、この部分には力を入れていないものと推測できます。

ちなみにこのキット。
余りパーツにハトメとワッシャーが1つずつというのはタミヤと同じなのですが
ピニオンギヤも1つ余分に入っていました。
なかなかの心配りだと思います。

で、肝心の走りは
パチ四駆特有の、良く回るモーターの力で結構な速度が出ますが
タイヤが予想通り硬い素材の為に、走ると瞬く間にスリップする状態。
それでもパチ四駆としては十分な速さはあるようです。

そんなわけで、久しぶりに改造したくなったので
パチ四駆にはパチ四駆らしいパーツを使って改造〜

どう見ても超四駆です。本当にありがとうございました。
実際殆ど作った事がないので、「なんちゃって超四駆」ですが。

リヤ
2輪駆動の、2枚ギヤ仕様。

フロントは前輪用のローラーを装備。
シャーシをできる限り加工したくなかったので、デフォルトのバンパーにFRPをネジ止めして
フロントバンパーに。
リヤもシンプルにFRPバンパーをネジ止め。

ローラーはベアリング内臓デルリンローラー。

タイヤはバクシードのスポンジタイヤ(名前忘れた)。グリップ力が強そうなヤツを使っているので
高回転モーターでも安心。

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