世代間で違うミニ四駆関連の通称


皆さんは、「弓プレート」という名称を耳にしたことがあるでしょうか。
あるとすると、どのパーツを連想するでしょうか?

ここ数年になってミニ四駆を始めた方は、写真右側のフルカウルミニ四駆タイプのフロントステーを連想していると思います。
しかし、昔からミニ四駆を続けていた人は、写真左側のFRP強化マウントプレートを指す通称として親しんでいました。
確かに、形を見ると右のほうが弓っぽい形をしていますし、そう呼ぶのも仕方ないことと思いますが
それが登場する以前から既に使われていた通称を、別のパーツで使われると昔から続けてる人にとっては違和感を感じずにはいられないのです。

このように、ミニ四駆を始めた時期によってミニ四駆に関する通称に違いがあるようで
その中でも代表的なものを紹介。

まずは、2008年に登場して2017年に新規制作されて
大会ごとに向きを入れ替えることで難易度が変わることでお馴染みの「バウンシングストレート」

これも初登場したのは1990年で、登場当時の名称は「ドラゴンジャンプ」という名称でした。
(90年当時の記事を引用)
そしてコレ。
2008年に登場して、すっかりジャンプセクションとして定番となりました「ドラゴンバック」

何故、自分がこのサイト上で頑なにこの名称を使っていないのかというと…
この名称が使われたのは、1989年のジャパンカップで使用されたコース「ウルトラダッシュサーキット1989」で
写真のセクション。件のコースを3つ連続で並べた部分をまとめて「ドラゴンバック」として登場したのが最初です。
説明文を読むとおり、登場当時は「ヒルクライム」セクションという名称でした。
(ダッシュ改造ミニ四駆ブックより引用)

それが2008年になってヒルクライムが復活して登場したのですが
何を勘違いしたのか、登場してまもなく「ドラゴンバック」という名称だけが独り歩きしてしまい
(恐らく、当時の大会の参加者がヒルクライムセクションをドラゴンバックと呼んでいたのを公式側でも呼ぶようになってしまったものと推測)
気づけばこのコース単体が、「ドラゴンバック」という名称として定着してしまいました。

一応、後にニューイヤーにちなんで「なすの丸み」や「バンプ」セクションとレースによって名前が変更されていますが
今現在でも、「ドラゴンバック」「DB」というのが定番となっています。
各々どう呼ぶかは個人の自由ですが、少なくとも自分の場合、お店などで話す際は周りに認識されている「DB」(3レーン版は小ドラ)と呼んでいますが、サイト内ではヒルクライムやバンプと表示しています。

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