ジャパンカップ歴代マシン一覧


ミニ四駆の最高峰レースだったジャパンカップ。88年からのデータを現在知りうる限りの情報でまとめてみました。
ジャパンカップ・ジュニアサーキットによる再現画像を掲載しました。レーンチェンジの形状などの相違点はありますが、画像を参考にコースを再現してみては如何でしょうか?

7月13日・89年、90年の情報を更新。
8月31日・95年〜99年の情報を更新。
2006年3月31日・コース画像を追加(ジャパンカップ・ジュニアサーキットでの再現)
2007年3月11日・89年の情報を更新。
7月24日・97年の情報を更新。
2009年3月4日・92年のコース画像を追加。情報を更新。
2012年10月10日・91年の情報を更新。2012年の情報を追加。
2013年3月14日・91年、93年の情報を更新。
12月18日・2013年の情報を追加。
2015年4月19日・2014年の情報を追加。
2015年10月26日・2015年の情報を追加。
2019年1月21日・2016〜2018年の情報を追加。
2022年10月30日・2019〜2021年の情報を追加。

コース名称・距離 応募総数 マシン
(2012年からジュニアクラス、オープンクラス、2015年からチャンピオンズ)
マシンの特徴
(2012年から左からジュニアクラス、オープンクラス。2015年からチャンピオンズ、ジュニア、オープンの順)
備考
1988年 ウルトラグレードダッシュサーキット・約150m 
予選コースあり
当日受付 ファイヤードラゴン ローラーにボールベアリング。スポンジタイヤ&ワンウェイホイール。
ボディをシャコタン化し、リヤローラーを装着
タイプ1シャーシにハイパーミニ&5:1(ハイスピードギヤ)
当時はタイムアタックによる決勝戦だった為、トップタイムの選手がチャンピオンとされた。
大会参加者推定16000名(1会場1000名を想定)、総動員数53600名
1989年 ウルトラダッシュサーキット1989・約164m
予選コースあり
150200通 ファイヤードラゴン クリヤボディながらハイマウントローラーをガチガチに取り付け(ローラーはゴムローラー)
フロントは14ミリローラーをダブルにしてOリング取り付け。バンパーに8gウェイトをダブルで積んでフロントヘビー化。
ワイドワンウェイホイールにスポンジタイヤをペラ化してサイズギリギリに。
タイプ2シャーシにハイパーミニ&4.2:1ギヤ
小学館主導で、往復ハガキによる応募受付を始める。
参加者多数の場合抽選となる為、最初は一人辺りの枚数制限が無かった為、一人で何十枚も申し込む選手が相次ぐ。
大会参加者推定16000名、総動員数91500名
1990年 ホライゾンサーキット・約236m
予選コースあり
※ワイルド部門は一部ヒルクライムに変更あり
31730通 イグレス 軽量ワンウェイにショック吸収タイヤ(フロントに大型ベアリングを入れてウェイト効果)。
サイドスライドウェイトシステム&前後共に830ベアリング使用。
サイドにスタビポール&14oプラローラー。
当時としては珍しい重量級マシン(電池込み160g)。タイプ4シャーシにハイパーミニ&4.2:1ギヤ
応募受付を一人一枚に制限される。地区大会優勝者を集めての全国決勝大会が開始される。チャンピオンは今も現役の強豪様w 
大会参加者推定16000名、総動員数91600名
1991年 スーパーウェーブダッシュサーキット・約250m
(予選コースあり)
※ワイルド、トラッキン部門も同時開催
31300通 アゼンテ・アメリカン 6ローラー全てプラローラーにラバーリング装備。
F可変ダウンスラスト・Sスタビポール・Rリヤースキッド。3点全てにFRP補強プレートを使用
前後共にFローハイトワンウェイ。リヤに自作ブレーキ
ZEROシャーシにハイパーミニ&4:1ギヤ
全国決勝は3ヒートのタイムアタックを行って、トップタイムがチャンピオンに。以降この形式が続く。
上位3名は香港で行われた世界大会に出場。
大会参加者推定15000名、総動員数31600名
1992年 ドラゴンスクロールサーキット・約210m
※ミニF部門も同時開催
10399通 エアロソリチュード フロントダブルローラー(上1150ベアリング、下14oプラローラー)、サイドにスタビポール(16oラバーリング装備)。
フロントはハイマウントのバンパー、サイドにFRP補強プレートを使用
ボディ・シャーシにホワイト塗装。F軽量ワンウェイ&ショック吸収R大径ライトウェイト&スポンジタイヤ。
FMシャーシにトルクチューンモーター&4:1ギヤ
ミニF部門チャンピオンは94年にも全国決勝に出場。
大会参加者推定10300名、総動員数21800名
1993年 名称無し・約200m
※ミニF部門も同時開催
6490通 リバティエンペラー ローラーに1150ベアリング(右前のみノーマルゴムリング)
Fローハイトワンウェイ(ナロー化)R中空ゴムタイヤ。
F可変ダウンスラスト、Sハイマウントローラー&14oベアリングローラー、Rリヤースキッドに1150ベアリング&自作ブレーキ
前後にFRP補強プレート使用
S1シャーシにトルクチューンモーター
大会参加者推定6000名、総動員数11550名
1994年 グレートエアロサーキット・約260m 7757通 リバティエンペラー F1150ベアリングRベアリングローラー。FハイマウントバンパーRリヤアルミローラーステー
前後共に大径ライトウェイトホイールにスポンジタイヤ。
S1シャーシにトルクチューンモーター
コロコロ誌上では準優勝だったが、優勝者の不正※により繰り上がり。翌月訂正記事が掲載される異例の事態。
大会参加者推定7500名、総動員数19600名
1995年 Vエアロサーキット・約260m 37132通 トムゴディ

F13oベアリング、R9oベアリングの4ローラー。ローラーの上にスタビを立ててスタビヘッド装着。
フロントにFRP補強プレートを上下に、リヤはリヤブレーキ
F軽量ワンウェイRスーパーハイトタイヤ。
S1シャーシにトルクチューン&超速ギヤ

準優勝の選手は91年にトラッキン部門地区大会優勝、94年全国決勝に出場している。
大会参加者推定12000名(1会場800名を想定)、総動員数101500名
1996年 スーパーサイクロンサーキット・287m 62664通 アストロブーメラン オール13oベアリング&スーパーハイト。S1シャーシ?
ワンウェイはベアリングを仕込んでいた?(情報求む)
大会参加者推定11200名、総動員数304000名
1997年 グレートアトミックサーキット・275m
(全国決勝時はレイアウト変更アリ)
41113通 ブロッケンG オール9oベアリング使用、FRPプレートで幅広改造。リヤはリヤブレーキ使用。ウイングにエアロハイマウント使用。
シャーシやギヤに穴あけ軽量化。
F大径ワンウェイR大径ホイール(STZ付属)、前後共にフロントゴムタイヤ使用。
SFMシャーシにトルクチューン&超速ギヤ
小学6年までのチャレンジクラス、中学生のエキスパートクラスに部門分けされる。
初の女の子レーサーによる優勝。おはスタにも出演。
大会参加者推定12000名、総動員数165000名
1998年 ナックルパワーサーキット・約300m
(全国決勝時はコースを逆走)
18683通 シャオバイロン オール830ベアリング(FRPプレートで幅広改造)。アルミプレートで引っ掛かり防止。リヤブレーキはスタビヘッドのみ。
F小径メッキスポークホイールR小径ホイール(STZ付属)、前後共に小径フロントゴムタイヤ使用。
STZシャーシにアトミックチューン&超速ギヤ
地方大会決勝では素組み対決を実施。優勝者はオヤジマシン説濃厚(過去に親子でホームページを運営していた模様)
北関東大会優勝者の全国決勝を追った特集番組が、『タミヤRCカーグランプリ』で放送される。
参加者全員による1回だけのタイムアタックを行い、上位5名による優勝決定戦(番組内容からの推測)
大会参加者推定12000名、総動員数68800名
1999年 スーパーライトニングサーキット・約308m
(全国決勝時はレイアウト変更アリ)
約7000通
+当日受付
ブレイジングマックス オール9oベアリング使用。前後共にFRPプレート使用(幅広改造無し)
前後共にSXナット止め小径ワイドホイールに小径フロントゴムタイヤ。ボディにハート型肉抜き。
SXシャーシ使用。
小学1年生女子による優勝。完全なオヤジマシン。
地方大会決勝は支給電池・モーターでの勝ち抜き戦に。
全国決勝は3ヒートのタイムアタックに戻る(Y.NAKAJIMA'sHomepage参照)
大会参加者推定10000名、総動員数35300名
2012年 ウルトラエアロサーキット2012・209m
(全国決勝時はレイアウト変更アリ)
当日受付 アスチュート シャドウブレイカー FブラックWA、Rプラリン。スラダン使用(Fカーボン自作、Rアルミ)
提灯を使いリヤにも東北ダンパー。リヤにマスダンパーを重点的に積む。
前後共に大径ホイールに水色タイヤ(扁平加工)
S2シャーシにアトミックチューン
FにWA、R上にオールアルミ下プラリン。
FカーボンプレートRアルミスラダン(FRPで補強)
提灯使用し、リヤにマスダンパーを重点的に積む。
水色タイヤにアルミホイールの重量級マシン
SXシャーシにハイパー2&4:1ギヤ
13年ぶりに再開。ジュニアクラスとオープンクラスに分けての開催。
全国決勝は支給電池・モーターでの勝ち抜き戦に。
ジュニアクラスは5歳児の優勝というオヤジマシンも早々に復活する結果に。
大会参加者9902名、動員数不明(以下同文)
2013年 スーパークライムサーキット2013・213m
(全国決勝時はレイアウト変更アリ)
当日受付 エアロアバンテ サンダーショット FオールアルミR5本スポークプラリン、スラダン使用(Fカーボン自作、Rアルミ)
カーボンプレートを使用したノリオ?仕様
前後共に大径ホイールにゴムタイヤ(扁平加工)
VSシャーシ使用
FオールアルミRプラリン(黒アルマイト加工)
前後スラダン、プレートはオールカーボン
マスダンパーはヒクオ仕様。
前後共に大径ホイールにカラータイヤ(細切り加工)
全体的に各部の軽量化を徹底。
VSシャーシにハイパー2使用。
大会期間が6月下旬〜10月中旬まで延びる。
その為、開幕戦はほぼ雨天開催となる。
大会参加者19113名
2014年 スーパーグライドサーキット2014・232m 当日受付 アバンテMk.V マンタレイMk.U FオールアルミR5本スポークプラリン、前後スラダン、プレートはオールカーボン。
マスダンパーはヒクオ仕様。前後にスポンジブレーキ。
前後共に大径ホイールにF黒ゴムタイヤR白タイヤ(細切り加工)
ARシャーシにハイパー2&超速ギヤ
オール5本スポークプラリン、前後スラダン、プレートはオールカーボン。
マスダンパーはヒクオ仕様。前後にスポンジブレーキにフロントにロングスタビ。
前後共に大径ホイールにピンクタイヤ(細切り加工)
VSシャーシにハイパー3&3.7:1ギヤ
オープンクラス優勝決定戦は、トップのマシンがコース内に入り込んでいたカメラマンの妨害によりコースアウトする後味の悪い結果に。
大会参加者26254名
2015年 ハイパーダッシュサーキット2015・196m 当日受付 アバンテMk.V アスチュート アバンテ FオールアルミRプラリン(黒アルマイト加工)
前後スラダン、プレートはオールカーボン、ヒクオ仕様
前後共に大径ホイールにイエロータイヤ(細切り加工)
VSシャーシにライトダッシュ&4:1ギヤ
F軽量オールアルミR5本スポークプラリン
前後スラダン、プレートはオールカーボン、サイドマスダン仕様
前後共に大径ローハイトホイール(フロント逆刺し)に灰色タイヤ(扁平加工)
VSシャーシにアトミック2&4.2:1ギヤ
オールプラリンに前後スラダン、プレートはオールカーボン、フロントからの提灯仕様。
フレキシブルなんちゃら仕様
前後共に大径ローハイトホイールにゴムタイヤ(扁平加工)
MSシャーシにトルクPRO2&3.5:1ギヤ
チャンピオンズもクラス分けされる。
東京大会では参加者4000名を超えて受付締め切りする事態に。
最終戦はチャンピオン決定戦のみとなる。
大会参加者33653名
2016年 ウルトラバーニングサーキット2016・205m
(全国決勝時はレイアウト変更アリ)
応募数不明
(ジュニア・チャンピオンズは当日受付)
アスチュート マンモスダンプ アスチュート FオールアルミRプラリン(青アルマイト加工)
前後スラダン、前ヒクオ仕様
前後共に大径ホイールにハーフタイヤ
VSシャーシにハイパー3、超速ギヤ
F5本スポークプラリンRプラリン(黒アルマイト加工)
前後スラダン、前ヒクオ仕様
前後共に大径ホイール(逆刺し)にハーフタイヤ(内側レストン)
フレキMSにマッハPRO、チョイ速ギヤ
FオールアルミR5本スポークプラリン(赤アルマイト加工)
前後スラダン、ヒクオ仕様
前後共に小径ホイールにハーフタイヤ
VSシャーシにパワーダッシュ、超速ギヤ
オープンクラスはタミヤパスポートによる事前申し込み式になる。
応募者多数の場合抽選となった。
最終戦優勝者が、そのままの勢いでチャンピオンに。
大会参加者推定25313名(東京大会EXを500名と仮定)
2017年 グレートクロスサーキット2017・約200m
(全国決勝時はレイアウト変更アリ)
応募数不明
(ジュニア・チャンピオンズは当日受付)
アバンテMk.U マンモスダンプ ウイニングバード FオールアルミRプラリン
前後スラダン(フロントAT化)前ヒクオ
前後共に小径ホイールにローフリクションタイヤ
MAシャーシにハイパーPRO、超速ギヤ
左5本スポークプラリン右オールアルミを前後3つ
前後スラダン前ヒクオ仕様
前後共に小径ホイールにローフリクションタイヤ
フレキMSにハイパーPRO、チョイ速ギヤ
F左プラリン(黒アルマイト&軽量化加工)右5本スポークプラリン(黒アルマイト加工)R5本スポークプラリン右上のみオールアルミ(軽量化)
前後スラダン前ヒクオ仕様
前後共に小径ホイール逆刺し、F黒タイヤRローフリクションタイヤ
フレキMSにマッハダッシュPRO、4:1ギヤ
コースは同一パーツを使用した4タイプのレイアウトが登場。
大会参加者27717名
2018年 クラシックサーキット2018・169.8m
(全国決勝時はレイアウト変更アリ)
応募数不明
(ジュニア・チャンピオンズは当日受け付け)
サンダーショット サンダーショット アバンテMk.V FWA、R上プラリン下5本スポークプラリン
前AT後アンカー
前後共に小径ホイール逆刺し、F黒タイヤRローフリクションタイヤ
フレキMSにハイパーPRO、チョイ速ギヤ
F上13oオールアルミ下WA、R上下共に5本スポークプラリン?
前AT後アンカー
前後共に小径ホイール逆刺し、スーパーハードタイヤ
フレキMSにマッハPRO、チョイ速ギヤ
F上13oオールアルミ下WA、R左5本スポークプラリン右オールアルミ
前AT後アンカー
前後共に大径カーボンホイール逆刺し、F紫タイヤRローフリクションタイヤ
フレキMSにマッハPRO、超速ギヤ
1988年ジャパンカップのコースレイアウトを現代風にアレンジ。
品川大会は全て土曜日も開催されるようになる。
ロッキングストレートでコースパーツが割れるハプニングが起き、対策セッティングとしてピボットバンパーが流行する。
大会参加者推定21521名(東京大会EXを500名と仮定)
2019年 ミラクルバロンサーキット2019・225m(全国決勝時はレイアウト変更アリ) 応募者不明
(ジュニア・チャンピオンズは当日受付)
サンダーショット アバンテMk.V アバンテMk.U FWA、Rプラリン
前後スラダン
サイドにホイールでスタビ(ピンクスポンジ)
フレキMSにハイパーPRO、チョイ速ギヤ
前後プラリン(オールアルミ含む)後アンカー
左サイドのみホイールスタビ(青スポンジ)
フレキMSにハイパーPRO、超速ギヤ
F左プラリン右WA+オールアルミ、Rプラリン
FスラダンRアンカー
左リヤに壁ブレーキ
フレキMSにレブPRO、超速ギヤ
2017年と同じく3パターンのレイアウト。
チャンピオンズ認定の無いトライアルクラスが追加。
チャンピオン戦はタミヤ本社にて開催。
大会参加者21474名(チャンピオン戦は除く)
2020年 MAXサプライズサーキット2020・204.6m 応募者不明 - - - - - - 一部に2レーン・3レーンコースを使用し、4パターンのレイアウト
武漢コロナウイルスのパンデミックの影響で4会場しか開催されず、チャンピオン戦は開催されなかった。
大会参加者3658名(サテライト大会含む)
2021年 マックスサプライズサーキットリミックス2021・距離不明(全国決勝時はレイアウト変更アリ) 応募者不明 バンキッシュ ネオファルコン アバンテMk.V 前後共にプラリン(オールアルミ含む)
前後スラダン
右側のみ高い位置にスタビ
フレキMSにハイパーPRO、4:1ギヤ
F左プラリン右WA(オールアルミ含む)
Rプラリン(オールアルミ含む)
前後スラダン
右側のみ高い位置にスタビ
フレキMSにマッハダッシュPRO、4:1ギヤ
前後共にプラリン(オールアルミ含む)
FスラダンRアンカー
右側のみ高い位置にスタビ
フレキMSにハイパーPRO、4:1ギヤ
昨年のレイアウトのアレンジで、5パターンのレイアウト
引き続きコロナ禍で断続的開催で、翌年4月にチャンピオン戦
大会参加者3722名(SP含む)

※アルカリ電池を追い充電していたとの事

参考資料
レーサーミニ四駆メモリアルボックス冊子
エンペラー改造ミニ四駆ブック
流星改造ミニ四駆ブック
マグナムセイバー・ソニックセイバーミニ四駆ブック
VマグナムVソニックミニ四駆ブック
サイクロンマグナムミニ四駆ブック
ナックルブレイカーミニ四駆ブック
月刊コロコロコミック
Youtubeの映像
タミヤのホームページ
タミヤジュニアニュース(松尾さん御提供)
ミニ四駆ヒストリカルガイド
ミニ四駆超速ガイド2013〜2022-2023

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