タイヤ素材の変化


ミニ四駆のタイヤは、基本的に熱可塑(かそ)性エラストマー。
通称TPE(Thermo Plastic Elastomer)、またはエラストマーと呼ばれる
プラスチック素材と同じ要領で製品を射出成形出来る素材が使われています。

成形が容易で、エネルギーも少なく済み、リサイクルも可能で着色も出来るということで
古くから親しまれている素材なのですが。

最近、タイヤの中身が変わったのか、メーカーを変えたのか不明ですが
・削り加工などで熱を持つと、急激に粘って削れなくなる
・紫外線を当てて干しても全く劣化しない
など、加工を前提とした改造が非常に困難になりつつあります。

では、いつ頃からタイヤの素材が変わったのか。
今回は、アバンテjr.から使われている大径スリックタイヤを例に挙げて調べてみました。
←はタイヤのゲートの中心部分。ここの表示で製造時期を把握できます。

・最初期タイプ(1991年頃)
自分の手持ちで最も古いタイプで、メイドインジャパンの刻印。まだフィリピンで製造する前の物で
1次ブーム時代のタイヤは、だいたいこれが入っています。

・2005年頃
PROが発売した頃は無印。

・2007年頃
700円で再販物が出始めた頃。TPEの刻印が。

・2009年頃
スーパーエンペラーなど、PROで過去のマシンのリメイクが出始めた頃
再び無印に。

・2011年頃
スーパーセイバーオープントップに封入されていたもの。
恐らく、この辺りが干せる素材の最後の物になると思われます。

・2012年頃
エンペラープレミアムに封入。
この辺りから、干せない素材の物が流通し始めました。

・2013年頃
トップフォースエボリューションRSに封入。
無印ですが、こちらも干せない素材の物に変わっています。

個人的な見解として、素材に大きな変化が見られたのは
2011年頃のライジングエッジ・スラッシュリーパーが登場した辺り。それ以降のタイヤは
いくら干しても劣化しない物に変わってしまったように思います。
なので、干しタイヤを制作したい場合、ライジングエッジより前のキットを選べば良いのですが…

家電量販店のように、流通の激しいお店で売っているキットの場合
例え昔の物でも最近生産された物だったりするので、キットの年代で選ぶよりは
一度、タイヤをじっくりと観察してみることをオススメします。
(ただし、箱を開けられない店で無断で開封して観察するような行動は止めましょう。調べるのは買ってから、家でじっくりと調べると良いです)

←は干せるタイヤ。

←は干せないタイヤ。
タイヤの内側が波打ってるのが分かると思います。
これが最近生産されているタイヤの特徴で、この模様が見られるタイヤは確実に干しても劣化しません。

もう一つは、
←のようにタイヤ表面の片側に、薄く擦れたような跡が見られる物が干せるタイヤ。

←のように跡が全く見られないのが干せないタイヤ。
以上の違いを見比べるだけでも、干せないタイヤに当たる失敗は減ると思います。

しかし、これでも違いを見比べられない、自信がない場合は、一度タイヤのゲートを予め干して
劣化しているかどうかを調べてみることをオススメします。

 

なお、他の形のタイヤでも同じ方法で調べることが出来ます。

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