スロープセクション対策


公認レースの5レーンサーキットでは定番となりつつある、スロープセクション。
タミヤご推薦の改造を施していれば、どうしても速度が出て攻略が難しい部分であり、普段から平面コースに慣れ親しんでいるレーサーにとっては最大の難所だと思います。
最近は、ヒルクライムやアイガースロープなどの難所も増えて、以前にも増して攻略が難しくなっていますが
3レーン用のスロープセクションで練習する事で、十分な練習が出来るようになりました。

そんなスロープセクションの対策法をいくつか。

リヤステーにローラーを取り付けるのが最近の定番ですが、そこの一番下にスーパーXリヤFRPを
通常とは逆向きに取り付けます。そして最後尾に直FRPを取り付けて
(専用の穴は無いので自分で適度な位置に穴あけします)、スポンジなどを貼ってブレーキを付ければ
登り坂に差し掛かる際に効果を発揮する、リヤブレーキになります。

さらに、マシンがスロープ下りから跳ねた際にリヤローラーがフェンスに引っかかるのを防ぐ効果も期待出来ます。
ブレーキの位置はローラーの高さによって調整してください。

登りあれば下りあり。
スロープでのリタイヤは、ほとんどがスロープを下ったときに起こるのですが
最も代表的なリタイヤの原因は、スロープを着地した直後にフロントに付けたブレーキが引っ掛かり、前のめりになってコースアウトという状態です。
それを防ぐには、写真のようにダンガンレーサーに代表される すりばち型ローラーをスタビとして使用する方法。
これによってビス頭が擦れず、滑らかに路面と擦れながらスロープを下ることが出来ます。

裏から。
すりばち型ローラーにはスペーサを噛ませ、回転しないように改造。
回転するとローラーとして数えられてしまうので…

ローラーを付けた下側にもすりばち型ローラースタビを付けることで、マシンの体勢が崩れた際のフォローが出来ます。

それと、マスダンパーを取り付ける方法も効果があるようです。
錘が上下に可動する事で、マシンが着地時に起きるショックを吸収して
着地後に起きるマシンの挙動を安定させる効果があります。

しかし、コレを付ければスロープは余裕かと言うとそうではなく、あくまでも着地後のことを前提に考えられているパーツなので、下りのスロープで挙動が乱れていれば全くのムダパーツとなってしまうことをご注意あれ。
それと、やたら数を多く付けると それだけマシンが重くなるので、相応のパワーモーターが必要になる事を覚悟するように。

マスダンパーの取り付け方のアレンジとして、写真のように「提灯」のようなマスダンパーの取り付け方があります。

通称もそのまんま「提灯」改造。

リヤ部分から直FRPなどをボディの上からフロントに伸ばし、バンパー左右に錘を取り付けています。
これによって、マスダンパーの通常の可動域に加えて、上に付いているアーム部分の上下動の可動域も加わることで
マスダンパーの着地時のショック吸収効果を高める事が出来るようです。
アームの付け根は固定せず、スプリングを付けます。

アームの付け根の取り付け部分は、以前まではリヤステーから伸ばしているのが大半でしたが、レギュ的な問題で
ステーを取り付ける部分や、ボディのウィングやハイマウントローラーなどを取り付ける穴から付ける事が定番のようです。

←のように、サイドバンパーから取り付ける方法もありますが、アームの可動域は狭くなります。

提灯改造の例。上から見ると こんな感じに。

殆どの場合、提灯を使う場合はマスダンパーをフロントタイヤ直後の位置に取り付けることが目的なのですが
ここで気をつけたいことは、あまり外側にマスダンパーを取り付けると、レギュで認められているマスダンパーの取り付け位置から はみ出してしまう事がありますので、その辺は要注意。

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