モーターのブレークイン


基本的にモーターは何もせずに、開けてすぐに使い続けていれば自然と速くなっていくものですが
事前に慣らすことで短時間で性能を向上させることが出来ます。
特に大会では、支給されたモーターを短時間で慣らすことで回転数を上げる必要に迫られることもありますので、ミニ四駆をやるうえでは必要な技術です。

古くは電池を一本使い切るまで空回しさせたり、9V電池などの高電圧で一気に回したり
クレ556を吹き付けるなど、レギュ違反を含めるとさまざまな方法がありますが
とりあえず自分がレギュの範囲で行ってる方法をひとつ。
(以前の方法は古いので削除しました。基本は同じですが)

←バッテリーウォーマーでも使用しているワークマシンを使ったブレークインの例。

ベースはダンガンのタイプ2シャーシを必要部分だけ残して全てカットしたもの。
モーター部はカバーが無いので、FRPの切れ端をネジ止めして固定出来るように。

モーター軸には、エアロホイールを取り付け、回している際に出来る回転風をモーター側に送り
自力でモーターを冷却出来るようにしています。(適度な負荷も兼ねてます)

冬に慣らす時にはちょうどいいですが、夏の場合はコレだけではトルク抜けを起こす可能性が高いので、加えて扇風機を当ててやると良いかも知れません。

 

続いて慣らし方ですが
・まずモーターをワークマシンに取り付けて、マンガン電池や弱くなったニカド電池など、電圧の弱い電池を使って逆回転に回します。
・適度に慣らしたら、スイッチを切って一旦休ませます。
・手で持っても分かる程度に冷ましたら、今度は電池を逆にして正回転で回します。
これでモーターのブラシを左右バランスよく削っていくわけです。
・同じく適度に慣らしたら、一旦休ませます(正回転は、逆回転より若干短めでも大丈夫だと思います。)
・冷めたら、次に電圧の高いアルカリ電池やオキシライド電池を使って先ほどと同様に逆回転→正回転の順に慣らします。
(ここは季節によって回転させる時間が大きく変わる場所なので、一概には言えませんが夏は5分冬は15分程度も回せば十分かと)

以上でひとまずの慣らしは完了。
あとはコースで適度に走らせていれば、自然とピークへと持っていけると思います。
慣らし時間については、使ってる人・モーターによってまちまちなので
その辺は自分の感覚で適度なものを見つけてください。

簡単にヒントを挙げますと
・モーターは熱に弱い。熱を持つとトルクが抜けて、スピードチェッカー上速く見えてもコーナーで遅くなる
・モーターは走らせる際、常に正回転で回り続けている(FMやダンガンは逆)
・カーボンブラシのモーターはブラシが削れるのに時間がかかる
・ラベルの変更や、値上がり後のロットによって慣らし時間に差がある

おまけ

PROなどのカーボンブラシのモーターは、使い続けていると写真のようにブラシのカーボン部分が削れて無くなります。
無くなると本来のスピードが急に出なくなるので、そこが交換時かと思います。

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