ミニ四駆ジャパンカップ2017東京大会1in品川シーサイドフォレストレポ

 昨年は、憎き抽選システムのせいで静岡大会と大阪大会の2箇所しか参加出来なかった上に、二次予選までしか進出出来なかったジャパンカップ。
 2017年はコースレイアウト的にも4パターンな上に当日発表のバウンシングストレートと、その場のセッティング能力が試される大会となった為、今年こそはと開幕戦から参加申し込みを行う。
 すると、今年は幸いにも開幕戦から当選と、まだ全ての選手のセッティングパターンが決まる前に参加出来るチャンスを得る。

 と、言うわけでジャパンカップ2017の開幕戦、東京大会1に参加してきました。

今回も、えのもとさんの御協力で大会前に事前練習を行う。
コースレイアウトは、事前に発表されていた二択がどちらも長いストレートからのスロープが入るレイアウトだったので、その辺を重点的に。
やはり着地が5レーンストレート1枚程度ということもあって、速度超過ではスロープ直後のコーナーの餌食になる。
かと言ってブレーキをガッツリ付けると、今度はクライムチェンジャーやオメガバンクなどのバンクで大減速してしまい、下手すると止まってしまう模様。
ブレーキの位置や高さを調整しつつ、当日に備える。

前日は2時に寝て6時半に起床。
8時前には出発し、普段は自転車で駅に向かうところを天候が怪しかったのでバスを利用。
りんかい線を経由して9時半に会場に到着。

駅を抜けると、早速ピットを構えている様子が。

時間的に既に開会式は終わっていて1次予選が開始している時間なので
あらかた受付は終わってるものと思っていたのですが…

9時40分の時点でも、この大行列である。
確かに開幕戦は参加者を多めにしたという話は聞いていたものの…
これは果たしてチェックインに手間取っている選手が多いための行列なのか、はたまた単純に受付のペースが遅くて行列が出来てしまっているだけなのか…

10時まで他の場所を撮影して待っていたものの、ほとんど行列が減る様子が見られなかったので、10時過ぎに並んで15分ほど並んでチェックイン。
今回の番号は2820番でした。

今回は天候が怪しかった為か、いつもの販売コーナーは雨天時の配置に最初から行われていました。

フリーサーキットは今回も3レーン。

そんな感じでサーキットの観察。

今年のコース『グレートクロスサーキット2017』
品川会場では恒例となりつつある三面設置。

直前になって主催が発表されたレイアウトはAミラー
スタートして早速待ち構えているのが長いストレートからのスロープセクション「富士通ポップ」

5レーンストレート2枚分に加え、2周目以降はバンク下りからのプラス2枚のストレートがある為に
否応なしに速度が上がり、今回のコースレイアウトでは最も速度が乗る地点でのスロープということもあって
ここをクリア出来れば、8割がたは今回のコースを攻略出来たと言っても過言ではなかったと思います。

立体交差から下りスロープは、直前のコーナーが難所の分、今回はほとんどコースアウトする様子は無かった印象。

お次は今回初登場の「クライムチェンジャー」
今までのコーナー型のレーンチェンジャーは、1レーンのみバンクの付いたコーナーを上がるタイプでしたが
今回の場合は、それを逆にした物になっています。

1レーンのみが通常のコーナーを曲がり、他の4レーンは40度を超えるバンクカーブを登る必要があり
スロープでブレーキをガッツリつけたマシンは、ここで大幅に減速するセクションとなりました。

チェンジャーを抜けると、スプリングGPでも登場した「ダブルバウンシングストレート」
配置は当日発表という形式は今回も健在でしたが、開幕戦ということもあってかABABの
最も難易度の低い配置となりました。
ダブルバウンシングストレートから立体交差を潜ると、こちらも初登場の「ルーズロード」
全てのレーンが膨らんでいる形状になっていて、さらにコース壁には真っ直ぐ走らせない為なのか、ウォッシュボードが数か所貼られていました。
ここでのコースアウトはほとんど無く、どちらかと言うと減速地帯でした。
そして最後の難所が「オメガバンク」
傾斜角30度のバンクですが、それをその名の通りオメガ(Ω)状に登り下りするセクション。
ここでもスロープ対策でブレーキを付けてるマシンが減速する様子が見られましたが
クライムチェンジャーほどの角度は無いので、そこまでの大減速区間にはならなかった模様。
コースレイアウトを見た時点では、下りながらのコーナーでバランスを崩してコースアウトするのでは?と危惧していましたが
いざ走ってみると、特に問題なく走っていて拍子抜け。
一部、フロントのスタビを甘く見ていたマシンがコースアウトする程度でした。

 なお、今年の開幕戦の参加者は3732名。
 レース後に発表されたものなので、レース後となった後にこの数字を見ると、何とも言えない気分になりますが(その辺は後述)
 会場はそれ相応に混雑していました。

 今回は予め、えのもと勢の方々と集まる予定だったので、会場で会ってからピット場所に荷物を置かせて頂くことに。
 受付番号的に午後から参加だったので、午前中に参加される方のレースを観戦しつつ、ラップタイムを計測。
 昼はイオンで適当に買って済ませる。

昼を過ぎると、怪しかった天候が いよいよ悪化して一雨来るらしく
コースを一旦、広場に設置していたものを雨天時に使用する場所に移動して
組み終わってから午後からの1次予選を再開するとの発表が。
通常であれば13時に開始予定を14時に繰り上げする模様。

←昼に解体されるコース。
3面のコースを、どうやってあのスペースに収めるんだろうと思っていたのですが…

結局今回も2面設置で行うことに。
コースを移動する姿は珍しいのか、終始ギャラリーが見守っていました。
(これから走るコースの状態を観察するのが目的だと思いますが)

正直な意見。
毎年雨が降る梅雨の季節に開幕してるのですから、いい加減開幕戦だけは、雨を前提にしたコース設置にしたほうが良いのではと思うのですがどうなんでしょう…?
特に東京大会は、前半では1200名程度しか走れてないので、残りの3分の2以上の選手がコース移動の間は待ちぼうけの状態な訳で。

そんなこんなでコースの移動を終えた辺りから、いよいよ雨が降り出して
午後のレースが開始する頃には、すっかり広場は本降り雨模様。
通路沿いにビニールシートを広げていた選手も、慌てて荷物を片付けて雨宿りする姿も。

午後のレース開始。
3面設置でも、全ての選手が1次予選を走り終えるのは16時過ぎるのに
2面設置での進行。どう考えても、このまま進行すると1次予選は夕方を過ぎ、全てのレースが終わる頃には夜も更けてしまう気配。
今後の進行は16時に判断するとのアナウンスがあったものの、これは今日中に終われるのか怪しくなってくる。

まだマシンを走らせてすらいないのに。

そんな感じで、ミニ四駆の大会なのに走らせる場所も無く悶々とした、おあずけ状態を喰らったまま16時。

デデドン(絶望

結局2面設置では、1次予選が終わる時点で19時近くなり、その後のレースも全て消化することが不可能ということで
1次予選が終わった時点で大会終了のお知らせ…
しかも、ここまでで2次予選に進出出来た選手は次回以降の持ち越しは出来ないという始末。

走る前から、自分の開幕戦は終了となりましたとさ(白目

 とはいえ1度は走らせられるので、元々予定していた1次予選用のセットは取りやめにし
 走行会と割り切って最初から本気仕様のセットで行くことにしてセッティングの変更を行う。

・オープン部門一次予選(Aコース・5レーン)
 走行出来たのは18時前。今までの公式大会で、ここまで遅い時間に1次予選を走ったことはあっただろうか。
 そんな気分でマシンはスプリングGPでも使用したMSにハイパーPRO、当日出発前に充電したネオチャンプでアタック。
 すると思っていた以上に速い印象。早々に先頭争いに加わり、2周めに相手が富士通ポップで跳んでからは先頭に。あとは完走してタイムを知りたいところ。
 しかし3周目の富士通ポップで同じように吹っ飛ぶ我がマシン…やはり速度超過だったのか。
 レース後に撮影して貰っていた映像からタイムを計測した感じ、他のえのもと勢よりも速かったようで。よかった、本番じゃなくて!(白目

 そんな感じで走行を終えたらすぐに解散。色々と悔いの残る開幕戦となってしまいましたとさ。

 感想
 去年は一度も東京大会のジャパンカップに参加出来なかった分、開幕戦に当選出来た喜びはひとしおだっただけに今回の仕打ちはショックでした。
 以前のように自由参加であれば、今回は仕方なかったで済んだと思うのですが、抽選で次に参加出来るチャンスがいつになるのか分からない現状では、今回の対応は仕方なかったとはいえ悪手だったと言わざるを得ません。
 今後、二度と同じことが起きないよう、品川会場で開催する際は次のような案を検討して頂きたいところです。

・開幕戦を6月から、2012年と同じく7月に戻す。もしくは以前のジャパンカップのように北海道から開催する
 ジャパンカップはかつて、日本を縦断するように開催され、北海道を皮切りに、徐々に南下していって最終戦を東京で行う形式だったハズ。北海道であれば梅雨は(形式的には)ありません。北海道から開催していき、梅雨を過ぎた季節になってから
 東京で開催すれば、今回のような天候不順のレースは少なくなるものと思います。
・広場は1面のみ設置してジュニア&ファミリークラスを開催し、オープンクラスは初めから屋根のある場所に2面設置して予選を行う
 品川会場を1面で開催していた時代から見ていた身には、現在の3面設置はギャラリーから見て非常に窮屈な場所に思います。しかも見えやすい場所は早々に参加者がピットで陣取っている為、後半の決勝戦は
 空いたCコースやBコース越しにレースを観戦するしか無いのが現状です。これではレースの迫力が伝わりにくいものと思います。
 そこで、広場には1面のみ設置して前半戦はジュニアとファミリークラスを開催して、両クラスが終了したらオープンクラスの決勝戦を行えば、最後までギャラリーもレースを楽しめるのではと思います。
 万が一雨天になった場合にも、1面のみコースを移動すれば良いだけなのでレース進行の遅れを最小限に抑えられるものと思います。
・いっそ初めから3面を屋根のある場所に設置して開催する
 場所が限られてしまう上にギャラリーが観戦出来る場所が非常に限られてしまうので現実的ではありませんが、少なくとも天候に振り回される心配は無いものと思います。

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