ジャパンカップ2013に参加される方への心得


 2013年、今年もジャパンカップが開催されます。
 昨年は予想以上の参加者が集い、最終的には約1万人が動員されました。
 しかし、今年は開催数も増え、昨年以上の参加者が予想されます。

 ここでは、ジャパンカップが開催されるにあたり、自分の書いておきたかった、参加者の心得を一通りまとめてみました。
 今回初めて参加される方はもとより、既に何度も参加されている方も大会前に改めて見て頂ければ幸いです。

・何時に行くか? 今でしょ!
受付開始30分程度で500人は軽く超えてしまうのが現状なので
ピットを構える意味も込めて、早めの来場をオススメします。

ただし、早朝来場は近隣住民の迷惑にならないよう、程度をわきまえること。
もし、貴方の家の近くで朝っぱらから見知らぬ人達が騒いでたら、どう思うでしょうか?

・ピットを構える際の注意
会場でピットを構える範囲は、主にタミヤ側がカラーコーンなどで区切っている場所の中でなら特に問題はありませんが、必要以上に場所を陣取るのは控えましょう。レース会場は花見会場ではありません
「起きて半畳寝て一畳」と言いますし、最低限マシンを整備出来る程度のスペースでピットを構えましょう。
それと、荷物も出来る限り最小限に
特に、今回のジャパンカップではレースに参加出来る回数が非常に限られますし、部門も基本的にジュニアかオープンだけなので、むやみやたらにマシンを持ち込む必要は無いはずです。
荷物を少なくすれば、ピットも小さく出来ますし、その分ピットを構えられる選手も増えるわけです。

それと。
最近ピットを、周辺の飲食店やお店が置いているテーブルに
無断で使って構えてる人が増えています。
それは常識的に考えても分かると思うのですが、大会側だけでなくお店側にも迷惑をかける行為なので
本当に止めて下さい。

充電器を使うが為に、無断で会場のコンセントを使う行為は論外です。
ジャパンカップでネオチャンプを使用する場合は、自宅で事前に充電して使用して下さい。

・買い物は早めに
買い物をしたい場合は、早めに販売コーナーの列に並びましょう。
特にジャパンカップでの限定商品は、昼にもなれば完売してしまうので(特にFRPプレート)
早めに確保したい場合は、大会受付を済ませたらすぐに並ぶくらいの勢いで。
ただ、電池やモーターなど、レースで必要なパーツはここで慌てて買うことのないように事前に買っておいて下さい。

ジャパンカップに限らず、公式大会での販売コーナーのレジは非常に遅いです。
参加者の増加もあるのですが、レジ自体が致命的に少ないうえに(東京大会でも2、3箇所程度)
商品をいちいち値段を手打ちして消費税を確認している為、いざ商品を確保したとしても
レジで待たされる事が多くあります。

・レースに出るまでにやるべきこと
買い物もそうですが、レースまでに出来ることは全てやっておきましょう。
まずはコースを下見して、コースの微妙な継ぎ目を確認してコースアウトの危険がある場所をチェック。
ジャパンカップのコース『スーパークライムサーキット2013』は全会場共通ですが
全てが同じ環境で設置される訳ではありません。
設置される場所によってはコースが斜めになっていたり、風が強く吹いていたり
設置場所が硬い場所か柔らかい場所かによっても違ってくるので、その辺を見極める必要があります。
その下見を踏まえて、次はマシンのセッティング。
走る出番が近づいてきたら、マシンのメンテナンス。
いつでもレースに出られる状態に持って行きましょう。

・スタッフの指示には従うこと
当たり前の事なのですが、スタッフの言うことには従って下さい。
まずは車検。
もし、車検でレギュ違反の部分が見つかっても、失格になる訳ではありません。
ちゃんと違反部分を指示してくれるので、その部分を直したらレースに出られます。
続いてコースマーシャル。
レース中、コースアウトした場合マーシャルが回収するのですが
残念ながら、彼らはプロではありません。ほとんどがイベントスタッフとして起用されたアルバイトに過ぎません。
なので、マシンの回収に手こずっていたり、キャッチ時にモーターロックされていても
仕方ないことだと思って割り切って下さい。それも公式大会なんです。
レース結果についても、次のレースが始まるまでに意義申告を行うことができます。
逆に言うと、レース後にスタッフに意義申告しても意味はありません。
無意味なクレームも、スタッフの仕事を増やすだけなので控えて下さい。

それと最近多いのですが。
大会前にレギュレーションに関して、タミヤに問い合わせする行為も手間を増やすだけで迷惑なのでやめましょう。
むやみに問い合わせする前に、友人や知人に聞いてみて下さい。
Twitterの情報などでも「○○がレギュで禁止された」との情報が流れたとしても
案外、単なるネタツイートだったりするので、その情報に対しタミヤに問い合わせする前に
まずはその情報がタミヤ公式のものか、誰かの偽情報かを見極めて下さい。

・レース結果関係なく楽しもう
大会に参加して一番なのは、順当に勝ち抜くことですが
殆どの場合、ある程度の所で負けてしまうのが普通です。
自分のレースが終わったら、すぐに帰ってしまう人が多いのですが勿体無い話です。
是非、優勝決定戦までレースを観戦して、マシンの走りを生で見てみましょう。
時には大接戦も見られますし、見てるだけでも楽しいものです。
ジャパンカップはコースが同じですし、次の大会のセッティングの参考になります。

・マナーは守りましょう
過去の公式大会と、現在の公式大会の大きな違いは
その年齢層の高さにあります。
その為、過去にはそれほど問題にならなかったような問題が、現在では大問題になる事があります。
特に、参加者のマナーの問題がそれです。

例えば、レース観戦の際に集団ではしゃいだり
ピットで酒盛りしたり、選手間での揉め事から喧嘩に発展したり。
体は大人、頭脳は子供な参加者がマナーとモラルを乱しているのが現状です。

大人だけでなく、子供も参加するイベントですから
子供の模範になるような行動をとりましょう。

・自分の作ったマシンで参加しよう
ミニ四駆PROが登場して間もないころは、(PROの完成車的な意味で)レースに参加するマシンの製作者に関して特に制限は無かった為、ジュニア部門はおろか、オープン部門ですら子供・嫁問わず親の制作したマシンで出場する、俗にいう『親父マシン』が大会で跋扈する状態でしたが…
今年の6月から、「競技車は選手が自分で組み立てたものに限ります。」という記述が復活し
事実上、親や他人が作ったマシンでレースに出場出来なくなりました。

しかし、この規則は基準点が非っ常〜に曖昧で、
規則が改定されて1月経ったにも関わらず、ジャパンカップのジュニア部門の入賞マシンは
オープン部門と見まごうばかりのマシンが並んでいる状態。

実際のところ、
『ボディは知り合いに作ってもらったけど、シャーシは自分で作ったからレースに出られるでしょ』
『マシンやパーツは親が提供して、ビス止めする部分も親が全部やったけど、他は子供が組んだマシンだから大丈夫』
『ふざけるな!一から十まで全部自分で作ったマシンでなきゃダメに決まってる!』
など、個人個人で解釈が大きく異なっているのが現状です。
(この辺の基準は、過去の二次ブーム時代にも最終的な決着は見られず、結局は参加者のモラルに委ねられ、店舗大会ではローカルルールを設けて厳密に参加者を区切ったり、公式大会でも決勝戦にマシンを素組みさせてレースを行う『つくポン』レースが行われたりと、主催側も様々な方法で対策が行われました。)

恐らく、今後も当時と同じように規則の基準点は論争が繰り広げられるものと思われますが、
あえて着地点を挙げるとすると
『競技車は、
選手が自分で(全て分解して、一から誰の力も借りずに)
組み立て(元の状態に出来)たものに限ります』
というのが、個人的な解釈です。
自分で組み立てたマシンなのですから、全部バラしても自分で組めるハズです。
それが出来ないと言うことは、誰かしらの力を借りて制作した訳ですから、規則違反を疑われても仕方のないことです。
…と言うか、他人が作ったマシンでレースに出場して、何が楽しいんだろう…?

ともかく。
レースに勝ちたいが為に速い人のマシンや、親の作ったマシンで出たい気持ちも分かりますが
一番なのは、『自分で買って自分で作り、自分で改造して自分で走らせたマシン』で勝つことだと思うので
不器用でも良いんです。貴方の世界で1つだけのマシンで大会に参加してみて下さい。

 ぶっちゃけた話、常識的な行動をとっていれば問題無い事ばかりなので…
 以上を気をつけて、ジャパンカップを楽しんで下さい。

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