ミニ四駆ジャパンカップ2012東京大会1in品川シーサイドフォレストレポ
自分がジャパンカップの存在を知ったのは、1次ブーム時代のRCカーグランプリか、コロコロを読んで知ったのだと思います。
その当時は、まだ大会にも自分で参加出来なかった為、テレビに映る大会の模様は、それこそ選ばれた人だけが参加出来る最大級の大会という印象でした。
それから小学校を卒業し、2次ブームの時代となって、ようやく自分でもジャパンカップに出られるチャンスが訪れました。
初めて大会参加の申し込みをしたのは、96年の頃でした。
コロコロのジャパンカップの記事を読み、初めて買った往復はがきに必要事項と「参加希望」の文字を添えて投函。結果は抽選漏れ。
翌97年、前回の反省を生かして、まだ申し込みが開始する前にフライング気味に往復はがきを投函。
すると、その年から大会がクラス分けされることが発表され(小学生までのジュニアクラス・中学生のエキスパートクラス)言うまでもなく、結果は抽選外。
(その年のジャパンカップは近場の大会当日に台風が上陸して中止になったので、仮に当選してても無意味だったのですが)98年も申し込みましたが抽選漏れ。
99年は高校に進学した為、参加出来ずに終わっていました。それから13年。
2012年になって、遂にジャパンカップに参加することとなりました。
今回のコースは、89年以来の公式大会に登場する”ヘル・クライム”と”ナイアガラスロープ”が登場することが判明したので、それを攻略することを重点に置くことに。
過去の大会を見ると89年当時の大会では、ナイアガラでのコースアウトが非常に多く、途中から蓋をしていた写真を目にしていたので、今回も万が一完走率は低かったら蓋が追加されるかも?と予測を立て
蓋がある前提と、蓋のない状態で走れるマシンの2種類を用意。前日は、夏コミの原稿の最中だったので、原稿作業しつつ電池の充電を行い1時間ほど仮眠。
するハズが、熟睡しない為付けていたラジオから、怪しいパフォーマーの呻き声に全然寝付けず
結局1時間横になっただけで6時半過ぎに出発。今回も、青物横丁駅を出て会場まで歩く。
8時半に会場着。
いつも公式大会が行われている品川のシーサイドフォレストですが
やはりジャパンカップとなると、空気感が違うように感じられます。1階には販売ブースが。
まだ受付開始1時間前ということもあり、準備中の状態でした。隣には、RCの体験走行コーナーが。
過去のジャパンカップなどではお馴染みの光景ですが
ここ数年では珍しいかも。そしてオーバルガーデンには、既に大勢の参加者が。
今回も、えのもと勢の場所にピットを置かせて頂く。
受付開始は9時半頃でしたが、その10分前くらいから長蛇の列が形成され、一番長い時にはオーバルガーデンを1周する長さに。
自分も程々の長さになってから並び、エントリーナンバー611番を受け取る。参加者は午前中のうちに1000人を超え、最終的には1200人の参加者が集まったそうで。
PROで公式大会が復活して以来、最大規模の大会となりました。
今回の練習コースは5レーンの長めのコース。
こちらが今回のメインコース「ウルトラエアロサーキット2012」
コース名称が付くあたりが、やっぱジャパンカップですねw
2階から俯瞰で撮影。
今回は定員1400人もの人数が走らせられるように
同じレイアウトのコースが2箇所設置されました。その為、一品物だったナイアガラスロープを始め、コースの一部が新しく作られていて
田宮側の大会での気合の入れようが垣間見れました。大会のコースレイアウトはタミヤのサイトを見てもらうとして
要点のみ撮影。まずはスタート直後に設けられる最初の難関「エアロトンネル2012」
サイトの方ではシークレットとなっていたのですが、これが正体でした。仕組みとしては、両サイドに付けられているエアブロワーで空気を送り込み
それをコースごとに空気を排出し、エアロトンネルとしている模様。
風車も取り付けられ、ブロワーが動くと風車が回るオマケ付き。ブロワーを外すと、こんな感じに。
このセクションはコース底面以外はアクリルで作られ、外から走ってる様子が見えるように工夫されています。実際の効果は定かではありませんが、やはりマシンの空力特性が問われるセクションは
ジャパンカップならではといった趣があります。そしてコチラが今回の最難関にして重要ポイント「ヘル・クライム&ナイアガラスロープ」
ここをクリア出来れば、今回のコースは攻略出来たも同然でしょう。高さ60センチ。傾斜角36度の上り坂は まさに”ヘル”クライム。
直前の芝生セクションで減速した状態で登るのですが、多くのマシンは速度超過で大ジャンプ。
クリヤーブリッジで体勢を崩す様子も見られました。ちなみにコチラは今までに使われていた物。
上の新品と違い、傷に年輪を感じさせます。横から見ると、その高さが分かると思います。 そしてコースアウト多発地帯だったのが、このナイアガラスロープ。
速度が出ていれば当然吹っ飛んでコースアウト。
速度が出てなくても着地出来なければコースアウト。当初はここに蓋が設置されるものと想定してましたが、結局今回は蓋なしで行われました。
…結果としてそれが、今回のコースの難しさを引き立たせる結果となったのでした。ジャパンカップは今回も、富士通乾電池提供となっていた為
富士通のアルカリ電池も使用OKとなりました。
優勝決定戦でも、新製品の「PremiumG」が支給される模様。10時10分前、競技説明が行われ10時にスタート。
既に暑かったので、久しぶりにMAXコーヒーを入れて目を覚ます。
いつもの大会説明に加え、今回はジャパンカップ開幕戦ということで
ジュニアカップ優勝者とMCガッツによる選手宣誓が行われました。続いて、MCガッツ、ジュニアカップ優勝者に加え、のまさんを始めとするプレス関係者による
試走式が行われたのですが…まさかの全員コースアウトによる幕開け。
一抹の不安がよぎります。
(詳しくは、のまさんのホームページ『wonder driving』に詳しく掲載されています。)販売ブースは大会受付が行われたあたりで販売が開始され、午前中は常に長蛇の列が形成され
買い物を済ませるのに1時間待ちという牛歩状態。
レジは2箇所に増やされていたにも関わらず;自分は午後になって買いに行きましたが、それでも20分ほど並びました。
既にジャパンカップ限定のFRPプレートは完売でしたとさ;今回のピットでのヒトコマ。
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| 、_(o)_,: _(o)_, :::|ぁぁ
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そんな感じで、一次予選からスタート。
・オープン、ジュニア部門一次予選(4レーン・S1)
今回は蓋を設置しそうになかったので、予定通り完走を狙ったマシンで行く事に。
ベースマシンはS1。フロントローラーのWAの回りが渋かったので13ミリベアリングに交換し、トルクチューンモーターに交換。
先に行われているレースの様子を観察すると、やはり完走率は非常に低く、殆どがナイアガラスロープでの着地失敗によるもの。全車リヤイヤも多く。
自分のマシンも同じ目に遭うかも…と、安全策としてリアタイヤをショック吸収タイヤに交換し、ブレーキも黒スポンジの減速力の強い物に交換してアタック。
するとやはり速度は遅く、まずまずの位置。しかし最初のナイアガラで早速コースアウトするマシンが多発する中、順調に周回を重ねる我がマシン。
2周もしないうちに自分以外は全てコースアウトし、インコースのヘルクライムでブレーキが効きすぎたのか、大減速する中
ナイアガラでは安定してクリアし、無事完走&タスキゲット。
ひとまずの青タスキ。
こういう場合いつもなら、午後には別部門に参加するのですが
今回はオープンとジュニア部門しか無い為、次の走行は二次予選までお預け。昼はマックやメシ屋の列が面倒だったので、イオンで適当なパンを買って済ませる。
午後の1次予選の間は、午後の参加者の様子を観戦したり
お知り合いのマシンを見せてもらったり。
そんな感じで二次予選に。・オープン、ジュニア部門二次予選(3レーン・S1)
一次予選の走りから、ヘルクライムは もう少し速度を上げてクリアした方が安全そうだと判断して、リヤブレーキを緑スポンジに交換。
あとは特に変更せず、電池を交換して長い列に並ぶ。
一次予選の時点で、完走出来た選手は相当に絞られていたせいもあって、二次予選進出者は普段の公式大会と同じくらい。
しばらく並んでいると、前に並んでた選手が立ち去る。特に何もマシンに問題があるようには見えないのに。
問題が出たのなら仕方ないのですが、周りの選手を見て速そうと判断し 列を崩す行為は極力控えて欲しいものです…
そんな感じでレーススタート。
二次予選になっても、完走率の低さは相変わらずで、1周目のナイアガラで早速2台がコースアウト。自分のマシンは2位で2周目へ。
しかし、先頭よりも速度はコチラの方が上。デジタルカーブで差を詰め、暫定的にトップに立つ。
バーニングチェンジャーを超え、インコースのヘルクライムも一次予選より問題なくクリア。
これなら行けるか…?と思ったその時。
ナイアガラスロープで体勢を崩したままコースアウトする我がマシン…_| ̄|○ il||liどうも、二箇所のコースのうち新品のスロープを使っていた側と古いスロープを使っていた側で
ナイアガラの攻略しやすさが違っていた模様。
そういえば一次予選は古い方のスロープで、二次予選は新しい方だったっけ。
新品の方でもクリア出来るように対応させないとダメだったようで。そんなワケで、ジャパンカップ開幕戦は二次予選まででしたとさ。
感想
今回のレース、完走率は20%程度だったようで。
ナイアガラは初挑戦でしたが、その難しさが今後のジャパンカップの動員にどのような影響を及ぼすのか気になるところ。
あまりに難易度が高すぎれば、「大会出ても完走出来ないし、もう出ない」と参加者が減っていく危険性もありますし
かと言って、蓋をして難易度を下げれば、公式大会の常連ばかりが勝ってしまう危険性がありますし…
個人的には、ジャパンカップはやはり普段の公式大会とは別格の印象が強いので、現状のままで大会を続けて欲しいとは思いますが
出来れば、二箇所のコースのコンデションは出来る限りイーブンにして欲しいところ。
何とか次の大会ではもう少し良い成績を残したい。
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