オススメパーツ(2013年改訂版)


 ノーマルマシンを組み立てて、次にやる事といえば やはり改造 だと思います。
 ここ最近のレースはタミヤ主催の公式レースを筆頭に、3つに大別出来ます。

 ・3レーンコース(ジャパンカップジュニアサーキット)用改造
 ・3レーンコースの、アップダウンの無いフラット用改造
 ・公式大会の5レーンコース用改造

 3レーンコースは、近年大会で主に使われることが多いレイアウトの改造と、スロープセクションが使われないフラットなレイアウトの改造に分けています。
 なお、2レーンコースを使った改造はここでは省いています。(3レーン用改造で問題ないでしょう)

このページのパーツは、あくまでも参考例ですので コレは絶対必要!というワケではありません。
参考程度に見て頂き、自分なりの工夫を考えるのも改造の面白いところです。

※このページも最初に公開してから既に4年近く経ち、使用していたパーツも色々と様変わりしていますので、2013年度現在で購入可能な通常GUPのみを使用した改造に変更しています。ベースマシンはスラッシュリーパーを使用。

改造の前に、まずひとつ。
どの改造においても基本形が存在します。
まずは、ファーストトライパーツセット(パーツNo.15435)を使ってみましょう。

(ARシャーシやMAシャーシを使用する場合は、各種ファーストトライパーツセット
・ARシャーシ ファーストトライパーツセット(15450)
・MAシャーシ ファーストトライパーツセット(15476)
でもOKです)

モーター、ギヤ、ベアリング、シャフトなどの基本的なパーツは種類が豊富に揃っているので
その辺は、自分の使用するシャーシに合わせて、好みのものを使用して下さい。

ただし、モーターはチューン系(トルクチューン、レブチューン、アトミックチューン)までに留め、
ダッシュ系(ライトダッシュ、ハイパーダッシュ2、マッハダッシュ、スプリントダッシュ、パワーダッシュ)は専用の改造をする時に使用します。

取り付けると、こんな感じに。

「プラローラーじゃ、遅いんじゃないの?」と、思うかも知れませんが
実際走らせてみると、基本的な要点は抑えられているので結構速いです。

リヤステーは説明書では、上からビス止めするやり方になっていますが
これでは重心が高すぎるため、今回は下からビス止めしています。
これでも大径タイヤであれば下のローラーが路面に擦れる心配はありません。

それと。マスダンパーを付けていないのは、
マスダンパーはそもそも、アップダウンのあるコースで威力を発揮するパーツなので
今の時点では使用しません。

シャーシ内部で使用しているパーツは
・アトミックチューンモーター(15215)
・丸穴ボールベアリング(15111)←軸受けに使用
・1.4o中空軽量プロペラシャフト(15205)
・60oブラック強化シャフト(15416)
・フッ素コートギヤシャフト(ツバ付)(15400)

今回はVSシャーシを使用していますが、MSシャーシを使う場合は
・トルクチューンモーターPRO(15346)
・モータークーリングシールド(15340)
・フッ素コートギヤシャフト(ストレート)(15390)

S1、S2シャーシを使う場合は追加で
・アルミモーターサポート(15149)

などを使用すると良いでしょう。

・3レーンコース(ジャパンカップジュニアサーキット)用改造
※主に模型店の大会などで使用される3レーンコースで走らせる為の改造パーツです。

・2段アルミローラーセット(15398)
・ローラー用9oボールベアリングセット(15344)2セット
・マスダンパーセット(ヘビー)(15401)
・FRPワイドプレートセット(15357)
・フロントアンダーガード(15405)
・ブレーキスポンジセット(15441)

ベアリングローラーで強化し、マスダンパーで安定させる事が基本になります。

フロントに2段ローラーを使い、リヤに9oベアリングを使用。

サイドにはFRPワイドプレートをビス止めし、マスダンパー(ヘビー)を装備。

リヤにはファーストトライパーツ付属のマスダンパーを装備。
前にヘビー、リヤに通常サイズを使用すると、スロープなどでバランス良く着地するようです。

3レーンのスロープは距離が短い為、急激な減速が要求されるので
ブレーキスポンジは最も減速の強い灰色スポンジを使用。
これでも減速が弱いと感じたら、スタビヘッドを取り付ける際に使用するゴムキャップをFRPプレートに取り付けて使用する手もあります。

このマシンは大径タイヤを使用していますが、安定しない場合は小径タイヤを使うのもアリです。
その場合は、ダッシュ系モーターを使用すれば速度を補えます。

・3レーンコースの、アップダウンの無いフラット用改造
※最近はあまり見られなくなりましたが、上と同じく主に模型店の大会で使用される3レーンコースで
 特にスロープセクションの無い、レーンチェンジャーやバンクカーブ以外にアップダウンの見られない
 レイアウトのコースで走らせる為の改造パーツです。

・ローラー用9oボールベアリングセット(15344)
・72o中空ステンレスシャフト(15297)
・AO 620ボールベアリング2個セット 2セット(あれば)
・AO 830ボールベアリング2個セット 2セット(無ければローラー用9oボールベアリングセットで)

パーツは最小限に留め、軽く・シンプルにすることが基本です。

フロントに9o、リヤに830をダブルで使用。

フロントバンパーはファーストトライパーツ付属のFRPマルチワイドステーでも良いですが
さらに軽くしたい場合は、FRPワイドプレートがオススメ。

リヤはローラー以外は取り付けていません。
もちろんマスダンパーは不要。
さらに軽くしたい場合は、リヤステーのブレーキを付ける部分をカットしても良いでしょう。

タイヤは大径ナローライトウェイトホイール(バレルタイヤ付き)を使用するキットであれば、ノーマルのままでOKですが
今回のキットは前後のタイヤの幅が違うので、大径ローハイトタイヤ&ホイールセット(15446)に交換。
ベアリングとタイヤの間には、ベアリングローラー用スペーサを挟んでいます。

ちなみにモーターは、アトミックチューンが基本
安定性に余裕があれば、ライトダッシュやハイパーダッシュ2に挑戦してみましょう。
ギヤは超速ギヤか、ハイスピードEXギヤ辺りがオススメ。

・公式大会の5レーンコース用改造
※タミヤ主催の公式大会で使用される5レーンのコースで走らせる為の改造パーツです。

・2段アルミローラーセット(15398)
・19oプラリング付アルミベアリングローラー(ディッシュタイプ)(15426)2セット
・マスダンパーセット(ヘビー)(15401)
・FRPワイドプレートセット(15357)
・ローハイトタイヤ&ホイールセット(15358,15359)
・フロントアンダーガード(15405)
・ブレーキスポンジセット(15441)

上のパーツリストを見て、「最初の3レーン改造とほとんど同じじゃないか」とお思いの方。

大体合ってます。大きな違いはリヤローラー。
3レーンはコースの素材が柔らかく、継ぎ目の段差も少ないので小さいサイズのローラーでも大丈夫なのですが、
5レーンの場合は素材が硬く、継ぎ目も大きいので大きめのローラーで確実に走ることが要求されます。

他は3レーンの改造法と大きな差は無いので、違う部分だけ説明。

タイヤは大径タイヤを使用すると速度は出るのですが、安定性に欠けるので
小径タイヤを基本的に使用することをオススメします。
ローハイトタイヤ&ワンウェイホイールセット(15443)もオススメの一品。

リヤローラーが19oを使用する為、マスダンパーと干渉する場合がありますので
ビスの長さを調節して、マスダンパーとローラーが干渉しないように取り付ける必要があります。
この辺は特に正解は無いので、好きなように配置してみて下さい。
5レーンコースは、3レーンほど急激な減速が必要ないので、ブレーキは緑のスポンジを貼り付け。

フロントアンダーガードは、真ん中をあえて使用せず左右のみ取り付け。
これは、芝セクションでの対策が目的で、基本的に芝セクションはタイヤが乗る位置だけが凹んでいる事が多く、
真ん中の部分だけが芝が盛り上がっている為、真ん中にパーツが付いていると
そこが芝と干渉して大幅に減速してしまいます(小径タイヤなら尚更)
そこで、真ん中のパーツを使わないことで芝セクションでの減速を最小限に抑えています。

モーターは、ハイパーダッシュ2が基本
速すぎる場合はライトダッシュ、余裕があればパワーダッシュで。
(ギヤを交換して、速度調整する事も重要だったりします。)

最後に、今回の改造は全て紹介したパーツのみで構成していますが
強度に不安がある場合は、ロックナットを使用するとナットが緩む心配は無くなります。

パーツの次は、マシンを走らせる燃料源・バッテリー
比較的手に入りやすいものの特徴を一通り書いていきます。

まずはアルカリ電池

・タミヤ パワーチャンプFD
タミヤの公式大会で使用出来るアルカリ電池・パワーチャンプシリーズの一つ。
中身の製造元は富士通なので、性能は富士通の電池とほぼ同じです。

・タミヤ パワーチャンプGT
パワーチャンプFDに続いて登場した、パワーチャンプシリーズの最新版。
FDが苦手とされていた、カーボンブラシを使用したモーター(パワーダッシュなど)でも
高性能を発揮すると言われています。

現在の公式大会では、主流のアルカリ電池です。

・パナソニック アルカリ
通称“赤パナ”
電池の色からそう呼ばれています(以前のデザインは金パナと呼ばれていました)
最も入手しやすい電池ですが性能は良く、アルカリの標準的な電池として親しまれています。

・パナソニック エボルタ
ギネス記録を作った有名な電池。
これの出る前にオキシライド電池という電池があったのですが、初期電圧が高すぎて一般家電に使えないということで、使える電圧に落として寿命を延ばした電池。
赤パナと比べて長持ちする他にも寒冷地に強く、冬の屋外でのレースで力を発揮します。
パンチ力という意味では、赤パナと同等か少し下くらいです。

・富士通 Gプラス
富士通の標準的な電池。
以前はタミヤの公式大会で決勝戦になると支給されていた電池で、赤パナと同等並みの性能を発揮します。

同一メーカーの電池に、RスペックとDレンジというのもありますが
Rスペックは最も安いですが性能は値段相応。
Dレンジは高性能ですが入手先が困難なうえに電池のサイズが若干大きく、MSシャーシに使うには少々苦労するので個人的にはオススメしません。既に生産停止された模様。

・富士通 プレミアムG
従来の富士通の電池の性能を向上させた、新型アルカリ電池。
使用期限も10年間と、結構長め。
タミヤ主催のイベントでも、富士通が共催される公式大会の場合(ジャパンカップなど)には使用出来るアルカリ電池です。

・マクセル ボルテージ
マクセルの標準的な電池。
過去にイプシアルファなどの高性能なアルカリ電池を出してきたメーカーということで非常にパンチ力があります。特に温めて使うと非常に高性能を発揮します。
しかし、それはあくまでも温まっている場合であって、冷えた状態や寒冷地では残念ながらその力を十分に発揮できないでいるようです。

・各メーカーの100円以下のアルカリ電池
ダイソーなどの100円電池から、ディスカウントショップなどの100円を切る電池。
過去にはダイソーで10本200円で販売されていたオレンジ色のアルカリ電池(通称ダイソーオレンジ)や、99ショップで販売されていたアルカリ電池などがパンチ力の高さから人気がありましたが
現在では販売されておらず、どのメーカーの電池も似たり寄ったりな性能となっています。

アルカリ電池は基本的に2度3度使ったらオシマイで、数多く使うと値も張るので
練習走行用に使うのが経済的でオススメです。

マンガン電池

アルカリ電池が安く手に入るようになった現在では、なかなか陽の目を見る機会が減ってきたマンガン電池ですが、コレはコレで限定レースで使ってみると なかなか面白いものです。
マンガン電池はすぐに無くなって使い物にならないイメージがありますが、300円クラスのモーターで走らせる限りは意外と走ってくれます。

モーターのブレークインに使うのもオススメです。

ニッケル水素電池

・タミヤ ネオチャンプ
タミヤの公式大会で唯一使用出来るニッケル水素電池
値段は2本で1000円と値が張りますが、以前使用されていたニカド電池(通称タミ1000)と同じ値段なので
公式用と割り切れば経済的な電池だと思います。
製造元はサンヨー(現パナソニック)なので、専用充電器はエネループの物と全く同じ。
ただ、こちらの方が電圧は高く、ダッシュ系モーターを使用するには向いている気がします

・サンヨー エネループライト
エネループの中でも容量が950mAhと少なく、サイズも小さく軽量な為、ネオチャンプが登場するまでは
ニッケル水素電池が使える模型店などの大会では定番だった電池。
値段もネオチャンプより安く、現在でも人気の電池で
製造元がサンヨーからパナソニックに変わったことで、一時は品質が低下するのではないかと心配されましたが
(エネループが日本製なのに対し、パナソニックのニッケル水素電池は中国製)
現在でも日本で製造され、品質も以前より向上しているのでは?との噂も。

ネオチャンプと比べると電圧は低めなのですが、パンチ力はこちらが上の印象があります。
チューンモーター系との相性が良いようです。

※なお、通常のエネループも使える電池ではありますが
容量の関係上、サイズが大きくシャーシによっては加工が必要になるので注意。

・1本100円のニッケル水素電池
ここ数年で100円ショップなどで良く見かけるようになった、1本105円で販売されているニッケル水素電池。
通称「ボルケイノ」。
容量は1300mAhと少なめで、サイズもミニ四駆に載りやすい大きさだった為
エネループライトが登場する以前は人気のあった電池です。
ただ、当時は販売されていたのが西日本圏の100円ショップだけだった為か、入手するのに苦労した覚えがあります。

性能は105円の値段相応…という感じでしょうか。
本気で使うには物足りない感じですが、安いし入手しやすいので、練習用バッテリーとしてはオススメです。

ちなみにコチラは100円ショップのニッケル水素電池の中でも、ダイソーブランドで販売されている物ですが
中身は上のボルケイノと同じです。
ダイソーでは普通に見かける電池なので、ボルケイノが売ってない地域でも入手しやすいのではないでしょうか。

 現在のタミヤの公式大会で使用出来る電池は、タミヤ製の電池のみに限られているので、5レーンの大会で使用する電池はパワーチャンプかネオチャンプに限られるのですが
 模型店の大会では、タミヤ製以外の電池も使用出来る場合があります。マシンのセッティングと同様に、色々と使ってみて比較してみては如何でしょうか。

 なお、ニカド電池も使用は出来るのですが、現在は入手が困難ですしニッケル水素電池で問題無いので省略します。基本的にネオチャンプを使用すれば大丈夫かと。

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