はじめに


 あなたがミニ四駆に最初に夢中になったのは、いつの頃でしょうか。

 恐らく、多くの方はミニ四駆がブームだった時に始められた方々と思われます。
 自分自身、ミニ四駆に出会ったのが1次ブームの88年ごろで、本格的に力を入れたのが2次ブームの94年ごろでした。
 ちょうどブーム真っ只中にいたために、自ずと夢中になっていました。

 しかしブームはいつか過ぎ去るもの。ブーム当時、ミニ四駆に夢中になる年齢層は、だいたい小学校高学年だと言われています。
 その世代によってブームは牽引され、中学3年を過ぎてレースに出られなくなるのと同時に、その都度廃れていきました。

 ミニ四駆には2度のブームがこれまでに巻き起こり、現在復帰された中にも
 1度目の「ダッシュ!四駆郎」世代2度目の「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」世代と大別でき、それぞれミニ四駆に対して認識が微妙に違いがあるようです。
 まずは、その認識を繋げる意味でも、ミニ四駆の歴史を1次ブームの過ぎた93年から辿っていくことにします。

概要
93年 ・月刊コロコロコミックで、「風のレーサー侠(おとこぎ)」連載。
・スーパージャパンカップ93開催。それに合わせてミニ四ファイターも「スーパーファイター」と衣裳をバージョンアップさせるも
1次ブーム時最低の総動員数を記録。コース名称も唯一存在せず
・スーパーミニ四駆第1弾・リバティーエンペラー発売。
94年 ・前ちゃんこと前田靖幸氏、RCカーグランプリ・コロコロ誌上から姿を消す。
・ポスター漫画形式で、「風のレーサー侠外伝」「真ダッシュ!四駆郎」連載開始(未完)
・月刊コロコロコミックで「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」読みきりで登場。人気により10月から連載開始。
・グレートジャパンカップ94開催。動員人数復調の兆し
・フルカウルミニ四駆第1・2弾・マグナムセイバー、ソニックセイバー発売
・この頃から過去にコースを出していたお店が再びコースを設置するようになる
95年 ・Vジャパンカップ95開催。このあたりから新しくミニ四駆を始めたという世代が登場。2次ブームの流れに。
・ミニ四ファイターも2代目に交代。ファイター、当時はまだ大学生だったそうです。
96年 ・「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」アニメ化。
・スーパージャパンカップ96開催。歴代最高の総動員数を記録。マスコミでも取り上げられ、2次ブーム巻き起こる
・同時に、他社パーツの氾濫も広がる。いわゆる“無制限”レギュが一般化し、公認レギュと差別化される
97年 ・テレビチャンピオンなど、ミニ四駆を取り上げた特別番組が多く放送され、ブーム頂点に。
・ミニ四駆シリーズ累計販売台数1億台突破。
・グレートジャパンカップ97開催。
・子供だけでなく、親もミニ四駆に熱中する親子が多くなる
98年 ・スーパージャパンカップ98開催。オヤジマシン氾濫により、決勝戦に素組み対決が行われる
・爆走兄弟レッツ&ゴー!!シリーズ、アニメ放送終了
・レーサーミニ四駆の初期マシン、限定再販される。
99年 ・テレビ東京系で放送されていた「タミヤRCカーグランプリ」放送終了。
・ジャパンカップ1999開催。参加者減少により、当日参加も可能に。全国の優勝マシンは結局オヤジマシンで終結する。
・漫画連載のレッツ&ゴーMAX終了。
・大人の為のミニ四駆大会、第1回ミニ四駆選手権全国大会開催される
・オータムカップ99を最後に、チャレンジカップを除くタミヤ公認レースは一時停止。
2000年 ・ダンガンレーサーの登場により、主力製品はダンガンに注がれミニ四駆の新製品は急激に減少する。
2001年 ・タイムを自動計測する、「GPシステム」登場。それに合わせて“GPA”シリーズが登場。
2002年 ・ラジ四駆発売。トラッキンやミニF以来の年齢制限の無いレースが開催される
2003年 ・レーサーミニ四駆の一部がVSシャーシ仕様として再登場。
2004年 ・アバンテJr.をリメイクしたアバンテRS発売。
2005年 ・初期のレーサーミニ四駆の中で、人気車種を集めたレーサーミニ四駆メモリアルボックス発売。
・メモリアルボックスの登場により、1次ブーム世代の復帰がおきはじめる
・ダンガンのイメントで、ミニ四駆と混走させるレースが登場。公式レースで久しぶりのミニ四駆使用。
・公式レースで久しぶりのミニ四駆コースでのレースが。それと同時にミニ四駆PRO発売。
・情報サイト「ミニ四駆オンラインレーサー」開設、iアプリでのミニ四駆ゲームの登場など、ネット方面での展開が始まる。
2006年 ・ミニ四駆PROによる公式大会スタート。従来の年齢制限であるジュニア部門と年齢制限の無いエキスパート部門が登場。
さらに小径タイヤ限定レース、従来のシャーシも使えるオープン部門も登場。
・ミニ四駆無料情報誌「少年アクセル」創刊。
・過去のシャーシ・ボディのみ使用可能なクラシック部門登場。
・徳田ザウルス先生逝去…
・ゲームメーカー・CAVEとタミヤが出資した「ミニ四駆ネットワークス株式会社」設立。
・「ミニ四駆オンラインレーサー」がSNSサイト「ミニ四駆オンライン」に。
2007年

・ミニ四駆誕生25周年記念イベント「ミニ四駆まつり」開催。これを機に、新マグナム&ソニックの登場、デザインコンテスト、
グランドチャンピオン戦開催が発表される。
・初期のGUPをセットにしたGUPクラシック発売。
・参加人数の増加の影響でクラシック部門廃止。店舗で行われる大会を勝ち抜いた選手が参加できる店舗代表部門登場。
・一部メディアでも度々ミニ四駆が取り上げられる(きよしとこの夜、麒麟の部屋など)。
・静岡のグランドチャンピオン戦に海外の選手も招待され、世界グランプリと称してのチャンピオン戦が開かれる。
・2代目ミニ四ファイター引退。

2008年 ・参加人数さらに増加し、PRO以降の公式レースを支えていたエキスパート部門が3月から廃止に。
少し前にはジュニア部門もPRO以外のシャーシが使用可能に。さらに、会場によっては開催日を2日間に増やされる所も。
・声優やブランドとのコラボレーションも盛んになる。
・5000円の上級者向けキット、MSシャーシEVO.T発売。
2009年 ・エヴァンゲリオンとのコラボ商品、エヴァンゲリオン初号機Special発売。
・ニンテンドーDSソフト「ミニ四駆DS」発売。
2010年 ・限定販売キットやパーツが数多く発売されるようになる。
・ミニ四駆のPC用オンラインゲーム「ワクワク無限大∞ミニ四駆ワールド」を正式リリース。
・ホビースクエアにしながイオンモール盛岡で開催した大会コースが「世界最長のミニ四駆コース」として
ギネスの世界記録に認定される。走行距離は523.61m
・過去の名マシンのプレミアム版として、マグナムセイバープレミアム発売。
2011年 ・「鉄のラインバレル」の作者、清水栄一氏×下口智裕氏のデザインによるオリジナルマシン
ライジングエッジとスラッシュリーパー発売。
・オンラインゲーム終了。
2012年 ・MSシャーシ以来の完全な新シャーシ、ARシャーシと共にミニ四駆REVシリーズ登場。第1弾はエアロアバンテ。
・13年ぶりにジャパンカップ復活。ジャパンカップ2012が開催され、全国10会場でミニ四駆に復帰した人が急増。
・同じく13年ぶりにオータムカップも復活。新セクション「ナイアガラスロープVer.2」が登場。
・SNSサイト「ミニ四駆オンライン」閉鎖。Twitterで公式アカウント「@mini4wd」登場。

 

 ミニ四駆は90年代前半、2000年代前半の停滞期を経て、現在3度目のブームとなりつつあるようです。
 その間に多くのマシンやパーツが発売され、それと同時に生産停止となった物も数多くありました。

 現在販売されているマシン・パーツについては、タミヤのミニ四駆情報ページを見て頂ければ、ほぼ把握出来ると思います。
 新橋と横浜にある「タミヤプラモデルファクトリー」をはじめ、amaz○nなどのネット通販サイトや、
 大型電器量販店(ヨ○バシカメラ、ジョー○ンスーパーキッズランド等)であれば大体の物は入手出来るでしょう。
 もちろん、模型店にもお店によっては多くの商品を扱ってる所はあります。

 しかし、お店によっては「タミヤのページに書かれてるハズが売ってない」場合もありますし、逆に「書かれてないけど見たこと無い物が売っていた」という場合もあります。
 前者の場合は単純に、そのお店が仕入れてないだけですので、そのお店で注文するか、タミヤのネットショップで購入できます。
 後者の場合、タミヤのサイトに書かれていないものは既に生産していない商品ですが、多くの場合が使えずに売れ残っているだけだったりします。

 「もしかしてコレってレアじゃね?」みたいな過剰な期待はされないよう ご注意を。(勿論例外もありますが)
 (ミニ四駆のマシン・パーツの全リストを知りたいという方は、「貴くんのミニ四駆情報館」が参考になります。)

 さらに、年齢制限の無くなった事もそうですが、公認競技会規則(通称・レギュ、レギュレーション)も年代を経て少しずつ様変わりしています。
 現在のレギュレーションも、タミヤのミニ四駆情報ページに書かれている通りですが、2次ブーム当時のレギュと比べると若干の違いが存在します。

改定前 改定後(要約文)
1.競技車の種類
レーサーミニ四駆、スーパーミニ四駆、フルカウルミニ四駆シリーズに限られます。
ミニ四駆PRO、ミニ四駆REV、レーサーミニ四駆、スーパーミニ四駆、フルカウルミニ四駆、エアロミニ四駆、マイティミニ四駆、ラジ四駆シリーズに限られます。
2.競技車の仕様
競技車のボディは、キットのプラスチックボディには塗装またはシールを貼る事、グレードアップパーツのクリヤボディや自作ボディ、リアルミニ四駆のボディには塗装することが必要です。
自作ボディは真空成型のものは認められません。また車としての実感に欠けるボディやパイプフレームは認められません。
競技車にはボディを外れないように取り付けること、またボディは必ずシールを貼るか塗装して下さい。自作ボディは認められません。
(自作ボディは禁止になったが、車としての実感に欠けるボディやクリヤボディの塗装義務は無くなった。)
4.モーター
走行用としてキット付属のFA-130モーター、またはトルクチューンモーター、レブチューンモーター、アトミックチューンモーターに限り使用できます。
走行用としてキット付属のFA-130モーター、またはトルクチューンモーター、レブチューンモーター、アトミックチューンモーター、スプリントダッシュモーター、パワーダッシュモーター、ハイパーダッシュモーター2が使用できます。ミニ四駆PROシリーズは、キット付属のダブルシャフトモーター、または専用モーターに限ります。
6.改造
シャーシの改造は、軽量化のための肉抜きや穴あけなど、原形に追加工作をほどこすものは認められます。自作部品は競技やクラスによって使用を認められる場合があります。シャーシの自作、ホイールベースの変更改造は認められません。
シャーシの加工は、穴あけや切断など原形に追加工作を施すものに限り認められます。自作シャーシの使用は認められません。
(自作パーツは、デレガンス目的以外での使用は不可能に。ホイールベースの変更改造は可能に。)
無し タイヤの加工は、規定寸法以内での形状変更は認められますが、タイヤ表面の材質変更は認められません。
(改定前はタイヤ表面にタミヤセメントを塗るなどの材質変更が認められたが、禁止となった)

 

 それでは、久しぶりにミニ四駆に復帰しようということで、まず何をすれば良いのでしょう?

 個人的には、最初はレギュも何も気にせずに、自由に作ってみることをオススメします。

 自分が過去に夢中になったマシンを、当時の思いを馳せながら組み立てるも良し。
 ミニ四駆PROやREVを組み立てて、昔のマシンとの違いを比べながら組み立てるのもまた良しです。
 改造についても、最初はサイトに書かれている物を見て真似ようとするよりも、自分の思うように自由に改造してみて下さい。
 今のマシンを見て参考にするのも構いませんが、それよりも自分が過去にしていた改造を思い出しながら、当時高くて買えなかったパーツをふんだんに付けるだけでも十分に楽しいものです。今の主流改造を真似るのは、その後でも全然遅くはありません。
 急に多くのことを吸収してしまうと、その反動も大きいですから…


 好きなようにマシンを作り、
 パーツ袋を一杯開封し、
 ビスやパーツ類を箱一杯に詰め込んだら、
 一度そのマシンをコースで走らせてみて下さい(マシンを組んだら満足して飽きてしまう人って、結構多いんです;)
 コースを置いてあるお店に出向いて走らせるのも良いのですが、出来れば最初は仲間同士でコースを買い、身内だけでマシンを走らせることをオススメします。

 今の時点では、赤の他人のマシンと比べる事はオススメしません。
 なぜなら、他の人のマシンの速度を見て唖然とし、そのままミニ四駆に飽きてしまう人も結構多いんです;
 そのお店に、他に走らせているベテランらしき人がいない時であれば良いのですが、
 まずは知人同士で速さを競い、楽しんでから速い人の走りを見てほしいと思っています。

 好きなだけミニ四駆を堪能したら、いよいよ本格的な制作法へ入ります。
 

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