スーパーえのもと杯10周年記念大会レポ

 

 普段の月例大会よりも大きい、200メートルクラスのコースで大会をしようというコンセプトで、浅川市民センターで毎回開催されている『スーパーえのもと杯』。
 初開催は、2006年の10月。第142回の時でした。
 当時はミニ四ファイターもゲストとして参加し、大いに盛り上がる大会となりました。

 あれから10年。
 スーパーえのもと杯開催10周年を記念する大会が、10月に開催されました。

 近年、公式大会の盛り上がりから、すっかり立体レイアウトが主流となったミニ四駆ですが、今回は10年前の大会に倣って全てフラットレイアウト(現在でいうところのセミフラット)で開催することに。
 コースレイアウトは10年間でのミニ四駆の進化を見てみたい!という希望も込めて、当時使用したレイアウトを復活。
 さらに榎本さんのリクエストで、全て常温アルカリ電池を使用する大会となりました。

と、言う事で
ここしばらく立体マシンしか作っておらず、フラット用マシンを放置気味だったので
久しぶりにカツフラマシンを制作。

まずはカツフラの王道を征くVSシャーシ。
白VSにグラファイ黄色ギヤカバー。
ボディはフルフラVSで使用していた物を流用。

もう一台は、約6年振りの制作したS1シャーシ。
ちょうどプライズ品で登場していた蛍光グリーンのS1を入手していたので、グラファイ緑ギヤカバーと組み合わせて使用することに。
ボディは以前制作したS2用のウイニングバードを流用。
タイヤは今回初めてダブルインナー、トリプルインナーの多重構造にしています。

マシンは前日には形になったので、えのもと店内コースでシェイクダウン。

そんな感じで大会当日。

浅川市民センターは9時に開場するのですが、今回は特に大々的に告知したわけでは無く(えのもとサーキットの通販サイトのみ)
いつも来られるメンバーで、のんびり準備出来るからと9時半に到着予定だったのですが
ちょっと遅れて9時40分頃に到着してみると…

既に会場の準備が終わっていて、コースも全て組み終わっていました。
…スミマセン、遅くなりました;

コースは設置した向きこそ違えど、10年前のレイアウトと全く同じ。
唯一違うのは、当時は全てのパーツが新品でしたが、現在は10年使用した年季のあるパーツも数多く
LCも多くのマシンが走行した跡が。

 まずはフリー走行。
 タイムスケジュール的に、最初にジュニアクラスとダッシュモータークラスを行うので、ダッシュ用のマシンを投入。
 いつもなら充電器を準備して、電池の管理を行うところですが、今回はアルカリ電池オンリーでの大会ということで、充電器を取り出す機会はありませんでした。

 走らせてみると、当時もそうでしたが速度の出にくいレイアウトの為か、道中で速度が伸びづらい。
 LCは十分に減速する為か、飛ぶマシンはそれほど見られず、自分のマシンも無事完走。

 そんな感じでレース開始。予選は3回走行で、上位10名が決勝進出。

 今回はチューン用で使っていたVSマシンにダッシュ2モーターを使用し、バンパーは昔なつかしの逆釣りWA。
 電池はアルカリ電池であればメーカーは自由だったので、ジャパンカップで使うつもりで買ったものの結局使わずじまいだった、FDK製のアルカリ電池を使用。

 1回目…速い選手は26秒台を早速叩き出しているものの、28秒台を出せばイケそうな模様。2013年のジャパンカップ仕様のハイパー2を使って27秒70
 2回目…次は2012年のハイパー2を使用。速度的にはコチラのほうが回っていたので期待したのですが、トルクが足りてないのか28秒20と、更新できず。

 3回目は既に予選突破ラインだったようなので辞退。予選5位で決勝進出。
 TQはワタナベ選手で26秒06。速度の出にくいレイアウトで、25秒台が見えているところ。
 決勝は2回走行で、榎本さんご提供の新製品・パワーチャンプRSを使用してアタック。

 1回目…2012年のハイパー2でアタック。1週目は悪くなかったものの、2周目でガクッとタイムが落ちる。59秒56と暫定6位。アトミック2で挑んでるサ○○イさんやゆーじさんよりも遅いぞ;
 2回目…2013年のハイパー2に戻してアタック。予選とほぼ同じ速度が出て56秒94。順位が上がったかと思いきや、他の選手もタイムアップしたようで結局6位のまま。
 優勝は、2回目で大幅にタイム更新したアキュラ選手でした。


 昼休憩の間にダッシュモーター用だったLCをチューンモーター用のものと交換して(ダッシュモーターで通過するとコースの負担が大きくかかる為、コース壁が開き気味になっているので、負担の少なくコース壁が開いていないモノに変更しています)
 軽くフリー走行を行ったあと、チューンモーター開始。予選はダッシュモータークラスと同じ。

 1回目…S1・アトミ2にエボルタでアタックしてみたが…全然速度伸びてない上にウェーブで減速しまくってる;タイムも31秒43と、10年前よりは速いけど30秒を切ってる選手が数多くいる現状ではダメダメすぎる;
 しかも車検でチェックしてみたら、電池の接点圧の調整をミスったようでシャーシが歪んでて3点接地してるし…
 2回目…VS・アトミ2にエボルタで、流石にVSならもうちょっとマシなタイムになるだろうと思っていたら、こちらも思ったほど速度が出てない…タイムも30秒67。接点圧がキツすぎるのか、異音もしてる始末;
 周りの選手は28秒台を出しているので、せめて30秒を切らないと予選突破すら危うい状態。コレはマズイ;

 3回目…VS・アトミ2にエボルタで、アルカリ電池の接点圧に合わせて調整し、タイヤも気持ちグリップしていたフロントを磨き直してアタック。ようやくそれらしい速度が出て29秒60。10年前のTQにも勝った!予選8位で何とか通過。
 TQはひろ助選手で28秒34。10年前のTQがニッケル水素電池を使用して29秒78だったことを考えると、色々と進化していることを実感。

 決勝もダッシュモータークラスと同じく、支給されたパワーチャンプRSを使用。

 1回目…VS・アトミ2を使用し、現状のままだと上位入賞は難しいということで、フロントバンパーのスラスト角を、今までずっと2度4度だったのを1度3度に変更してアタック。それでも問題なく走行して59秒31。暫定4位
 2回目…同じ仕様で、フロントバンパーのスラスト角を0.5度2.5度にまで上げてアタック。それでも入って、1周目は28秒68を出して58秒48で完走。順位を上げれたかと思いきや、ひろ助選手の渾身のアタックが決まって優勝。
 自分は結局、今回も4位のままでした。

昼休憩の前に、京商の方による新製品『ドローンレーサー』の紹介とデモ飛行が。
今回、ドローンレーサーを紹介した京商の方の一人が10年前のスーパーえのもと杯にも参加していた、えのもと常連の方で
その縁から、今回のデモ飛行となったのでした。

動きはいわゆるドローンと同じく空中で自由自在に動く上に、障害物があると自動的に上昇して飛び越す機能も。
デザインも、普通のクワッドコプターとは一線を画する、レーサータイプのボディ。
普通のRCと違い浮きながら走行するので、マシンを汚すことも少なく走行後のメンテも楽そう。
お金に余裕あったら欲しいなぁ…

今回の集計結果。

ジュニアクラスは5名と少ないものの、常連の小学生による接戦に。

ダッシュ・チューンモーター両クラス

各クラスの入賞マシン

 10年前の記録を照らし合わせると、自分の記録は10年前も4位で、今回のチューンモータークラスも4位。不思議な偶然。

 感想
 立体マシンが公式大会が進むにつれて進化しているのに対し、カツフラマシンは2003年頃に定番の形(井桁、超大径タイヤ、右前WAに他830ローラー、ビス止めクリアボディ)が出来て以降は、目に見えて進化しているように見えなかった為か、
どうしても「カツフラマシンは進歩が無い」ようなイメージがありましたが、こうして10年前のレイアウトでタイム比較をすると、やはりカツフラマシンも少しずつですが進化していることを改めて実感出来ました。
 10年前の当時は、このレイアウトで30秒を切るなんて、それこそ全国大会のトップの選手じゃなきゃ無理だろうと思っていましたが、今では常温アルカリ電池でも28秒台が当たり前。すごい時代になったものです。
 自分自身、スーパーえのもと杯が開催された当初からずっと参加していた身として、何だかんだありながらも速くなっていることを実感出来る大会となりました。
 それと、気づけば10年も浅川市民センターをお借りしてレースしていた事を実感し、場をお借りしている身として改めて感謝です。これからもお世話になります。
 そして何より、毎回会場の確保のみならず、コースや賞品の提供して下さっている榎本さんに、この場を借りて改めて感謝申し上げます。

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